Taeko Goto Blog

兄妹を色から眺めると見えてくる意外な側面

「兄妹は他人の始まり」 という言葉がありますね。 若い頃はまさにその通りだと思っていました。 男一人と女一人の兄妹は、共通項もなく1×2人なので、成長してそれぞれの人生を生きていくので特に絡みは少ないと。 だから私は大して兄に興味もなかったですし、自分よりはどんくさい人…くらいにしか思っていなかったので、酷な態度で彼を傷つけたことも今から思えばけっこうあっただろうと思います。 彼はもう60歳… 全く違う今があります。

普通の人ではなかった… けれど、だれもそこをケアしない未熟な家族

兄は発達障害だったのです。未熟児で生まれて乳児の時は大変だったとは聞きましたが、私が生まれる前の話は私にはわかりませんから、私が記憶がある頃には、彼は普通に元気な子どもになっていました。 親が何か彼を気にして労わっている様子はなかったので、「どんくさい人」くらいに思っていたのです。 ですが、彼が算数が物凄くできないらしいことに気づき、中学生の私が高校生の彼に小学生低学年の算数を説明したことがあり、その内容を3日後に尋ねなおしたら、すでにわからなくなっていたという??な現象を体験したことがあり、ここから何かおかしいのかもしれないと思うようになりましたが、彼はそのまま学生を終えていきました。
が、案の定、親戚のお世話になり就職したものの、3カ月でクビになりました。その時に詳しい事情はききませんでしたが、算数の問題を私は知っていたので、やはり…と思っていました。 この問題点が起きても、両親は特に新たな対策を彼のために立てることはしていなかったのです。 そうこうしているうちに私も社会人になり、気にかけている暇はなくなりました。

彼は紫、私は赤紫… でも畑は違う、品種ちがいの花のよう

彼の似合う色は紫でした。でもグループは私とは違うウィンターです。なので、彼がぼたんの花の紫なら、私はトルコキキョウの赤紫ような違いです。 色は近いけど、種類が違うという関係です。 子ども時代の私には共通点はわかりませんでしたが、今考えるとこの色の近いところが、彼と私の接点なのかもしれないと思えます。彼が発達障害だと思い、障害者認定のために動いたのは私で、わずか2年前の話です。彼自身も自分に劣等感はかなり持っていましたが、障害者だと思っていなかったので、私が申請をするにあたって彼が少なからず違和感を持つのだろうかと想像しました。ですが、それはほとんどなかったのです。なぜか?
彼も紫が似合うので、真実を追求して悟る行為に案外共鳴するのです。私が真摯な姿勢で、なぜ今さら障害者として申請するのかという意味を話すと彼は自分がその該当者であることをすんなり受け入れました。一度だけ、「障害者だといったら、馬鹿にされないのか?」という質問を受けましたが、 「恥ずかしいことではない、馬鹿にする人がいるなら、その人の方がよっぽど恥ずかしい存在だし、あなたが悪くてしなっているんじゃなく、そういう仕様で生まれただけだから、あなたの責任じゃないから堂々としていなさい。」とつたえると、「そうなんだ!」 と真実を得たような満足な顔をしていました。 彼のIQは小学生の低学年程度ですが、諭すように接すると彼の顔が輝くことが解ってきました。 紫同士の共鳴が起きているのだと感じはじめたのです。

違う生き物でも、「本質」を求める紫の共通部分からコミュニケーションを紡げる

彼に分かるような言葉で、「真実」「本質」の部分に触れる話をすると、彼は非常にしんみりと話を聴くのです。きっと、このような接し方を両親から全くされていなかったので、やっと彼の「魂の喜び」に触れる内容を、私が提供できているのだと感じ始めたのです。
私が思っていたより、 彼は「何が大事か?」「本質とは何か?」「なぜこの話をしているかと言えば〇〇が大事な本質だから、そこに目を向けて欲しい」というように話をすると、充実した話を聴けたという喜びの表情をするのです。 はじめは意外に思っていましたが、考えて見れば紫系という共通点があったと気づいたのです。

まとめ

彼との共通点など全くないし別物だと思っていた昔でしたが、障害者という難しさより、共通部分からどの方面から会話をすることで共感を得やすいということは、新たな発見です。 昔は違うことばかりに視点がいっており、そこから面倒な存在にしか思っていませんでしたが、今は彼が健やかに生活できるように整備するのが私の役割だと思っています。彼が死ぬまで面倒を見ていく重責があることは免れないですが、それをしんどいと思うのか、彼が幸せに生涯を終われるようにはからうのとどちらが私にとって幸せかと言えば後者です。それを自分が自覚した時に、私は紫の共通点に感謝するようになりました。 想定外のところから私はまた色に助けられたような体験をさせてもらっています。 きっと、まだまだ気づけることが増えていくのでしょう。

 

 

 

 

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