Taeko Goto Blog

頑張ることの突破、頑張らないことでの進展、今のあなたはどちらが適切?

全く想定していない進路に進むことって案外人生にはあるものです。私も想定外のことの方が多く人生に横たわっていると感じていますが、還暦の目前となると「そんなもんだ」という静かな悟りめいた感覚が湧くものですね。

サラリーマンこそ人生の基盤と信じていた

私の両親は国家公務員として働いていました。安定している様に聞こえるでしょうが、高度成長期の昭和30年代に公務員をやっているなんて馬鹿だと言われるくらい、世の中はサラリーマンの方が羽振りが良かった時代です。それでも不器用な両親には相応しい職業の選択だったのだと大人になって理解しましたが、彼らのだらしないところを思春期にたくさん見つけた私は、公務員になると人はだらけるというイメージを持つようになりました。


 経済的にゆとりなく、身勝手な父に振り回された母の嘆きを思春期から山のように聞かされたこともあり、一人で生きていけるようになることが人生の必須事項だと思い、就職して定年まで働くことで人生の安定を目論んでいました。勤め人となり、地道に働くことが人生の基盤となると信じていたからです。なので、何があっても会社は基本的に辞めないという「自分常識」があり、組織の中でどうやって昇っていくかしか考えていませんでした。

サラリーマンを辞めるつもりは毛頭無かった私に起きた想定外の進路変更

そのため、出産して時短勤務になり管理職から底辺のヒラに戻されたとき、ヒラの人間のレベルの低さに驚いたのをよく憶えています。私もヒラから昇格していったのですが、その時代に見た人間たちよりレベルが低い(自分勝手な損得勘定の人)状況に憤慨しました。その中で必死に顧客を大切にすることで仕事へのアイデンティティを確立していた自分の姿を思い出します。実績をつくることはもちろん、働きがいをつくるのも自分次第だと自分にムチを振るっていたからか、いつしか無理が溜まっていたとは思います。


そんな矢先に私は原因不明の半月板損傷で突然歩けなくなりました。でも、驚いたことにその2週間ほど前に、今の生業になるパーソナルカラーに出会っていたのです。想定外に歩けなくなった私は会社を辞めざるをえない状況に追い込まれていきました。

これで最後までこの人を見ていればいいんだと思った結婚はまさかの破綻

結婚も人並に30歳までにして両親から離れたい、一度は子どもも産んでみる経験はしたいとも思っていました。まあまあそんなものかと年貢を納めた気分で結婚したときは、「これからはお夫をパートナーとして見ていればいいのだ」と自分の責任範疇を見定めた想いがあったことをよく憶えています。


が、蓋を開ければ彼はDV夫でした。16年我慢して子どもを連れて逃げたら、「我慢しすぎるからうつになっちゃうのよ!」と役所の婦人相談のオバサンに怒られました。結婚相手の想定外のDV、それに耐えて子育てしていたら「我慢しすぎ」と想定外の怒られ、人生は想定外に見舞われることらしいと思うようになりました。

押してもダメなら引いてみな、引いてもダメなら消えてみな

子どもを連れて逃げるという離婚劇への強行突破、足の怪我による就労の断念、疲労困憊を認めず生きたことへの想定外の鬱の到来・・・ 数々の想定外が私に起こり、頑張ってやり切った離婚裁判、仕方無く受け入れて闘病したうつや足の怪我など頑張りきるのか、ある種諦め受け入れるのか、心境は色々でしょうがムキになって突進することが解決するとはかぎりません。DVの夫には正論をぶつけたかったですが口論から殴られるのはわかりきっていましたから、息子を連れて私達は消えてみる方法をとりました。会社を創業したこともありましたが問題が生じて私は引きました。


つまり、押すのか、引くのか、消える(立ち去る)のかは全てが善い方法なのです。何が一番適切なのかを見極めることが大切です。挑戦は素晴らしく退却はネガティブだと思い込むのは得策ではありません。

想い通りにならない・・・、もともと「想い」はあなたの狭い解釈での想定に過ぎない

私が役所の婦人相談で「16年も我慢するからうつになっちゃうのよ!」と怒られたとき、耳を疑いました。だって、よく頑張りましたね・・・くらい言ってもらえると思っていたからです。褒められるどころか、「そんなんだから・・」とばかりの言われように呆気にとられました。でも私は悲しいとか悔しいとかではなくて、「マジか? 我慢しなくて善かったのか? 我慢しすぎなんだ!?」と自分の思い込んでいた解釈の枠の外からやってきた概念に、ただただ驚き、時の経過とともに「自分の造りあげた正しさ」に自分ががんじがらめになっていたと悟りました。


自分を大切にすることは、思い込みの枠に引きこもることではありません。自分を助けるためにも、自分枠の大きさを観察し、その枠を臨機応変にしておくことが大切です。枠外からの意見や概念を呼吸をするように出し入れするのがナチュラルなのだと思います。

 

 

 

 

 

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