Taeko Goto Blog

一人は孤独?人それぞれの心理を想像出来ないと誤解まみれの人生になる

先日、こんなことがありました。 私は時間が出来て天気が良ければ一人でトレッキングを楽しみます。タイミングが合えば人を誘いますが、基本一人で大丈夫なので相手のスケジュールに合わせてまで一緒に行くというのは、天気任せの日常では難しいので結果一人で動くことが多いです。

女性一人は寂しい人? あるいは不安に思っている人?

先日、2回目の樹海散策を楽しんでいた際に、ありがちな余計な心配に2回も遭遇した話を致しますね。
どうも女性一人で樹海エリアにいること自体が珍しいのか、駐車場でトレッキングシューズに履き替えている最中に、軽トラに乗った地元のおっちゃんらしき人が私を気にしている様子を感じました。が、私は特にご用はないので知らんぷりしていたら、ゆっくりと私を気にしながら通り過ぎていきました。
「何なのだろう?」と思っていた理由が、その2時間後に別の場所でわかりました。


別の場所で車道の向こう側のどこに遊歩道が繋がっているのか入り口を捜していたら、また軽トラが近寄ってきて私にクラクションを鳴らしました。「何だ?」と思っていたら、私が迷っているのだと思い道案内をしようと車を降りてきました。その人はどうやら樹海の遊歩道に案内番号を付けて案内図をつくった人らしく、それを知らせたかったようです。だったら、それをネットにあげときゃいいのになぁと内心思った私ですが、既にネットで遊歩道地図を手に入れていた私には必要がなかったので、「地図もありますし、2回目ですから大丈夫です。」といったら少し残念そうでした。 私は不安でもないし、寂しくもないし、誰かに聴きたそうにもしていないのに、迷っているという想定にしたがるオジサンは、「女性は不安がる」という色メガネはがついているのかもしれません。

すれ違ったおばさんは「大丈夫?」と声をかけてくる

他にもこんな人に会いました。60~70代の5~6人で歩いていた男女にすれ違い、その中のおばさんが、ややお節介気味に私にこう言いました。
「一人で大丈夫~? へんなものに乗り移られないようにね~!」
「一人だと自分のペースで歩けていいですよ。オーラも鍛えてあるから変なものも寄ってこれませんから。」


坦々としている私に拍子抜けしたことでしょう。
考えても見て下さい。怖いくらいなら一人で山の中を歩いたりしません。自殺の名所だから気味悪いと思うならなおさら一人で来ないっしょ!? 自分が一人で歩けないからって、私を同類に思う方が無理があると思いませんか?
「私はあなたじゃないよ。」 あのおばさんは優しさのつもりで声をかけているのでしょうが、彼女の連れの他の人が逆に無用な声かけと思っているオーラが出ていましたが。

既成概念に邪魔されていないか?

1日で2回も勝手に心配された私ですが、これは女性が一人で歩いているのがそれだけ珍しいからでしょう。まあ、それだけ私が変わっているということでしょうが、私はかつて西表島に旅にいったとき、二人の一人旅女性に山道で会いました。私が53歳代、その二人は42歳と29歳で「ちょうど10歳ぐらいつつ違うんですね~。」とお互いに笑い合って、その場の山道を三人でしばらく歩いたのが楽しい思い出です。

なので、自分と同じような人はいるし、それで別にその場であっさり別れるし、それがむしろ心地よい。割合で言えば少ないかもしれないが、無理に道案内される必要も無い。樹海であったオジサンとオバサンは、割合の少ない人を想像する脳みそが動いていないタイプなんでしょう。

既成概念がついつい言ってしまう例としては・・・ 次のページを。

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