Taeko Goto Blog

保存版:レディスのためのイエローアンダートーンコーディネート(単品編)

メンズのコーディネートの解説をしましたので、今度は女性版です。今回はイエローアンダートーンです。スプリングとオータムの関係は、ブルーアンダートーンよりは、融通性があると男性の時も話しましたが女性の場合もそれは同じです。
では、ひとつずつ解説していきます。今回の写真は、クードシャンス、icb、ミッシェルクラン、シビラ、ropeから取っています。

スプリングのトップス

 

まず代表色といえるバナナ色です。くすみがあればオータムですが、このくらいだと濁っていないのが解ると思います。これは素材がカットソー(Tシャツの生地のような)ですので、その柔らかさはスプリングには特にいいです。因みに骨格診断されている方もいると思いますが、スプリングで張りのある素材が得なのはストレートの方で、ナチュラルとウェーブは柔らかい素材のほうがいいですね。黒のスカートはもちろんNGです。右のスカートくらいならエレガントで軽やかにまとまりますよね。

 

緑のタンクトップをみつけるのも結構大変な昨今です。ましてや濁りみのないキレイな緑となると、巡り会ったら勝手置いて下さい。普通、無彩色かベージュ、あったとしてゴールドとシルバーがパーティや入学シーズンなどに出回る程度です。色物タックトップは初夏に出回り、他のシーズンはなかなか見つけにくいでしょう。今のうちにあったら、オレンジ、黄色、黄緑、青緑と揃えておきましょう。
コーディネートを完成させるのに、このような細かい部分から積み上げていくことが秘訣です。

この緑は、実は微妙です。ウィンターでも着れそうですが、キレイな濁りのない緑なのでちゃんとボトムで色を合わせれば十分着こなしができることと、緑自体が沢山ある商品ではないので、よっぽど的外れでない場合、コーディネートで自分のグループに引き寄せるつもりで組み合わせると、その色に引っ張られて違和感がなくなります。なぜなら私たちは単独でトップスだけ見ているのではなく、一緒に見ているからです。下に明るいベージュならスプリングのきちんと感で、ゴールドのような光沢感があればゴージャスな雰囲気になりますね。

オレンジのカーディガンにあでやかな花柄プリント大柄なカットソーは、まさにスプリングそのものですね。このスカートは抹茶色でオータムの分野ですが、上がこれだけ明るく鮮やかなら、ボトムはこのくらい色を抑えても暗くなりすぎないのでOKです。ただしトップスがもろオータムになるとくすんで元気がないように見えますから、面積を考えて、トップスが全部暗くならないように注意しましょう。

ボートネックのニットは、アプリコットの代表的なスプリング色です。スプリングの方は皆これが似合うほど、王道の色です。1枚は在ったほうが良い色です。優しいオレンジは上品で朗らかなあなたを演出してくれます。白のスカートはNGですね。真っ白はキレイな色でもイエローアンダートーンのあったかみのある肌には冷たすぎて寒々しい印象が安っぽい方向に導いてしまいます。真っ白はウィンターだけの特権です。くれぐれも注意して下さい。

アプリコットがくすんでベージュに近づいた前身頃がレースあしらいのカットソーです。ジャケットのインナーとしても、レースが見えるので華やかさがあり、便利に使える定番品に近い物ですね。スカートもグレーっぽいカーキなので、この柔らかい色ならオータム領域の色ですが、スプリングにも使える色です。ボトムについては重たすぎない色ならオータム色でも大丈夫です。

ボトムスは完璧にOKな優しいオレンジでいいですね。合わせやすい色なので定番としてこのような色のボトムはほしいですね。ジレはもう少し黄みが在ったほうがいい(キャメル色のように)ですが、アイボリーの範疇に入れば大丈夫です。この場合インナーは青緑ならクールでモダンな印象に、黄色なら健康的でハツラツな印象になりますね。真っ白はNGでせめてキャメルにしてほしいですね。

この写真も残念なのはネイビーのデニムです。デニムは便利でいいのですが、素材が堅く色は殆どがブルーアンダートーンですから、買うならベージュやカーキなどのデニムにして下さい。ましてやこの写真のようにビビットなオレンジレッドと合わせるとコントラストが強すぎてウィンターのような着こなしになっています。同じデニムでもベージュやキャメルなら重たすぎずスプリングの軽やかさが壊されずに済みます。

オレンジレッドの崩れドッドのようなブラウスですね。素材感もフワッとしてとてもスプリングらしい可愛らしさがただようので、雰囲気が王道です。ボトムに淡い黄緑があったら、ヘルシーで最高ですね。バッグもオレンジだったらアクセントカラーとしてより元気で明るくなってきれいですね。

黄緑系のシフォンぽいエレガントなワンピースです。素材の柔らかさと柄の細やかで繊細な感じがスプリングっぽいです。黄緑地に抹茶色の柄なので、オータムの明度の高い人でも着れますが、素材の柔らかさがやはりスプリングっぽいですね。私なら緑のバッグにします。

こちらもワンピースはちょっと白い部分が多い感じですが、柄の中のオレンジが効いていてポリエステルのさらっとした素材と想像できますね。会社に着ていくには地味になりすぎず派手でもない上品なちょうどいいところだと思います。でもジャケとがグレージュで寂しい感じがしてしまいます。グレージュは基本的にはウィンターの色です。便利な色のように思われていますが、サマーにもウィンターにも中途半端なことが多く、もちろんイエローアンダートーンには寂しいので、実はあまり張り切っておすすめできる色ではありません。
長年の経験から、誰が着ても今ひとつというのが実際です。

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