今回はHSPに色と性格がからむことでの、あれこれの違いを述べてみようと思います。
HSPとはhighly　sensitive　person　のことで、「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人のこと」と定義づけがあります。私も中程度でここにはいる人だったと近年確認しましたが、どうりで映画館とかコンサート会場とかに行きたくないわけだと今さらながら若い頃を思い出しました。

HSPにカラーは関係するのか？

ぶっちゃけ、関係しないと思います。傍目からは解らない繊細さ、アンテナの鋭さを持った人としてそれぞれのグループの中にHSPは存在すると思います。　私はサマーのメンタルは鋼タイプですが過敏なところはありますし、ウィンターの母もイケイケの楽しいこと好きな人ですが、やはり過敏なところがあります。

最近私が出会うお客様にはオータムが圧倒的に多いのですが、その中にも結構いらっしゃいます。その意味で、いわゆる霊感などもそうであるように、比較的血筋で受け継がれる気質のように思いますが、気づいていない親が自分の子どもがそうだと気づくのもまた難しいですし、その気質を持っていない親が持っている子どもを理解するのは、かなりの観察力が必要です。何が嫌なのか、苦手なのか、理由が上手く言えない事柄で拒絶をする現象はたんなるワガママに勘違い去れてしまうのが圧倒的に多いでしょう。忍耐力の無いヤツ･･･と昔は落第点を付けられてしまうタイプです。

それでもシーズンカラー別HSPの多い順番を予測するとするなら…

これは、単に私の勘からくる予測でしかないですが、一番多いように感じるのはスプリング、次ぎにオータム、次ぎにサマー、最後がウィンターというイメージはあります。

なぜなら、ウィンターは一番リーダーシップがとれるダイナミックな人種で、細やかよりも大胆さで人をまとめて引率することに長けていますので、細やかすぎるとこれが出来ません。もしHSPでウィンターなら、リーダーにはならずにお祭り要員という感じですね。

スプリングは、一番天使に近い癒やしのエネルギーを持った人達で、毒っ気と距離があるタイプです。毒っぽく振る舞う人は勿論いるでしょうが、根源的に毒が在るわけではないので癒やしや朗らかさが漂うわけです。その意味で、HSPと被りやすい気質をスプリングが一番備えているとはいえるでしょう。

オータムはこだわり屋で職人、アーティスト、哲学者といった専門性を追求するエネルギーを強く持っていますので、物事を掘り下げるエネルギーがもの凄いです。どこまでも追求したい、納得したいという欲求を強く持っていますので、そのアンテナの強さ、鋭さという意味でHSP的アンテナは働きやすいです。なので、何を求めてるのかすら解らなくなるまでとことん感じて追求してグルグル回りして彷徨ってしまう人も多いのです。

サマーは繊細な人で、気遣いをして人助けをしようと健気に働き地道な努力をするのですが、それは過敏と言うより対象の人物や人間関係において働く細やかさといった方が正確だと思います。言い換えれば、人の顔色をうかがって対応する能力があるので、その繊細さは他人に向けられていて、物や環境や自然の変化に伴って感じるアンテナより対人間への方が勝ってしまい,HSPではなくても繊細に見える人が多いのがサマーの特徴です。サマーでHSPだと、かなり疲れる…のは否めません。私はこのタイプなのですが、メンタルの筋力の強さでカバーしている人です。

HSPでも行動はいる、メンタルのハード系筋力のタイプは動けるが、ソフト系筋力は動かない

私のところでは、カラー診断と同時に心の筋力の組合わせを見る性格分析も同時に行っていますが、それは、カラーが持つ特性と、本人が認識出来る性格のギャップというのが必ずあるからです。私がそれの良い例です。
私はサマーですので、そこだけで見ると上品・繊細・優雅・誠実といった言葉でくくられます。確かにその雰囲気は漂ってい無いわけではないですが、口を開くと突然キャラが違うことは逢ったことのある皆様には笑えるところでしょう。

私の心の筋力の中心は、下記の様なハード仕立てになっていて、営業ではトップクラスの成績をたたき出しで、周囲から一目置かれるような存在になる、しおらしさのないタイプです。
●ビリーフ（価値観・信念）
●ロジカル（論理的無駄キライの目標遂行）
●プラウド（誉れ追求の豪快即決行動）

私がサマーと診断されて異様にに反発心を抱いたのは、このハード仕立ての自分を社会人として生きてきた中でしっかり認識していたからです。　「そんな優雅だけで生きて行けるわけないだろ！」という怒りがありました。

このように、色が持つ性格の面は、あなたが感じる自分というより、生涯を通じてあなたのテーマを底上げするための地面の中にある栄養分みたいな物なのです。その意識しない地面に隠れた栄養分を感じ始めるのは、30代半ば過ぎたあたりから感じる人が多いのではないでしょうか？

でも、HSPの気質は生まれた直後から毎日の生活の中で感じている敏感さですので、過敏さが一番、メンタル筋力の自覚が10代、そしてカラーから知らされる地面からの恩恵が30代と言ったように、その特徴を自覚していく時期も現れ方も皆違うのです。HSPだからといって過敏で動けない訳ではなく、動きにくい環境を認識しながら対応力を付けて動きます。ただ、メンタル筋力がソフトをメインとしている人なら、その調整に時間がかかるといった個人差が出てきます。

HSPだから動けない…のでは無く、自分をカラーや性格分析といった色々な側面から総合的に観察して理解していくことで、結果的に自分を生きやすい活路を見出すことになるのです。

似合う色は、服のためにあるようにしか思われていませんが、私はあなたの魂が輝く生き方ができるように、似合う色を使って魂の声を翻訳することを大切にしています。似合う色を着ることを奨めるのも、毎日の生活の中でエネルギーの漏電をなくして楽になることで、より前向きで楽しい時間をたくさん味わって欲しいと思っているからです。

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