2022年も半月が過ぎ、どのような年明けをお過ごしでしょうか?
今年も色にまつわる考え方、活用の視点などを宇宙レベルでお話して行けたらと思っています。
宇宙レベルって・・・?
そうですね、見えている物の後ろにある本質を見抜いてそれをも活用することが、人生を豊かに楽しくする秘訣だと思っていますので、色や服はそのひとつの側面に過ぎませんが、使う私達のテンションをとても簡単にあげてくれたり、変えてくれる優れた道具なので、ただ見てくれを良くするという意識で色や服を買うのは結構勿体ない話だという意味で、宇宙的=みえない法則の側面から、使えるようにしたい・・・と言えば良いでしょうか。
見えている色、服は、光の吸収された結果を見ている減法混色の色、全てが混ざると黒になる
どんどん色を混ぜると暗くなる・・・これは図工に時間に使った絵の具を思い出せば解ると思います。絵の具という色料を足して明るくなるのは白を混ぜたときだけです。原色同士、例えば、黄色を赤を足すとオレンジが出来ますが、その色は明るくはならず、両方の色の中間の明度に変化します。有彩色では黄色が一番明度が高い色なので、赤を混ぜてオレンジにすると、黄色よりは暗く変化することになります。これが法則です。無彩色の黒を足すのが1番手っ取り早く暗くなる方法ですね。
黒い色は落ち着いた雰囲気になるから便利・・・という意識、これは現代社会の都会的労働の規範に寄り添ったモダン思考の結果なのかもしれません。 例えば、淡いスイトピーを沢山買ってきたとして、それを真っ黒な堅い冷たいイメージの花瓶に生けたいと思いますか? もっと繊細な花瓶を選びたくなりませんか?
もし、あなたがスイトピーのような優しいオーラを出している人なら、黒の花瓶は似合うのでしょうか?
黒い服はあなたらしさを表現するオーラの微細な明るい色を飲み込んでかき消してしまう
私達が着ている服の布地はこの減法混色の法則の中で造られています。黒は全ての光を吸収してしまう性質がありますので、自分が明るいキレイなオーラを出していても、これを吸い込んで外に出さない結果になり、あなたが輝いて見えない、つまり、どんより沈んで見えるということになります。
人間は個性がある生き物です。花に例えるなら、バラのように強く華やかな人、百合のように優美な人、かすみ草のように繊細な人、チューリップのように可愛い人・・・色々です。このように、それぞれが、見えない自分の光を放っているのもまた事実です。
逆に言えば「あの人、何か気色悪い!」と感じてしまう事もありますよね。この「気色」こそ、見えないオーラを感じている如実な言葉ですね。「気の色」が悪いと感じているのですから。
逆に、あなたの身体と魂からこぼれ出てしまっている光に同調している色を着ると「似合う」という言葉になるわけです。あなたの光に「似て」「合って」いるからです。見えない色を肌が透かして教えてくれるのを見分けているのが「似合う色」の正体です。言い換えれば、あなたの「想念の色」みたいなものです。一致すると見えている色と見えていない色の輝き方が倍増するので、「わぁ、ステキ!」となります。
服の組合わせは、正に宇宙レベルで精妙な実験? 果てしない法則遊びの一端
服として色を並べる=コーディネートする場合に、一番簡単なのが、トップスとボトムスの明るさの差をハッキリ分けると明快さが出て、誰が見ても違和感がない出来映えになるので、淡いトップスに黒や紺やチャコールグレーのボトムスを持ってくる、あるいはその逆にする方法が安易に使われます。でも、面白くない。
上下の色が妙に近いとコントラストがなく冴えない組合わせになるので、難しく技術がいる。これをダサくならないように少し整備して色の区分わけをしたのが、パーソナルカラーのアンダートーン(ベース)です。素人でもダサくなりにくいように、自然の法則に沿って無理がないように組合わせしやすいグルーピングになっているのですが、この仕組みの成り立ちが解らないことで、逆に話が混乱して服が選べないと言うのが現状でしょうか?
勿論、肌を中心に考えたスケール(ものさし)なので、芸術的見地からすれば、狭義なルールです。偉大なる芸術の世界では、アンダートーンを越えた素晴らしい色の使い方は、それこそ宇宙です。果てしない。
パーソナルカラーはあくまでも肌の種類に合わせて分類した代表的な4つの区分けを活用することで、その肌に違和感なく似合って、見えないあなたの光にも同調する可能性が高い色を選び出してくれているに過ぎません。
でも、この小宇宙ですら広いということが解っているから、例え我々の住んでいる銀河ですら数ある銀河の中に1つに過ぎないと解っていても、この銀河のことすらチンプンカンプンというのと同じです。まずは地球を知り、大陸を知り、国を知り・・・と言うように、色の仕組みを知り、アンダートーンという大陸を知り、シーズンカラーという国を知り、我が身の特性に辿り着く・・・みたいな話となるわけです。
私は何色が似合うの?という答えだけを求めるのは、地球儀を思い描かずに国をすっ飛ばして町を尋ねる迷子
結果だけ分かれば何とかなると思うのは、材料さえ集めれば一流のシェフの料理が自分でつくれると思い込んでいるのに等しいです。お洒落は色だけでは片付かず、組合わせも、素材もデザインも、シルエットも・・・と越えていくハードルがいくつもあるのは料理と同じです。だから、プロにコーディネートしてもらうのは、レストランに食事に行くのと同じです。プロという他人の料理は美味しくて、自分とは違う発想で料理を出してくれる。
なんで、この色が似合うのだろう?という、決っていくまでの過程をよくその目で確かめて、納得して、結果を受け取らないと、結局は違うアンダートーンとの差もよく分からずに、間違い選びを続けることになります。
「急がば回れ」 最初の診断でしっかりその過程を理解して、「なるほど、これになるわけね・・・。」という納得があってこそ、その後の活用度合いがしっかりしたものになってきます。なんで、その色になったのか…の過程を、しっかり納得していますか? 自分を知ることを面倒臭がらないで下さいね。
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