ベースセッション（カラー診断＆性格分析＆お悩み相談）とショッピングエスコートをセットして１日で一気に自分の服と心の断捨離を行う人は珍しくはありません。 身体的にも、精神的にも、突破口を求める人は心の整理もして、服の見直しもすることで外面の自分も変えたその姿から更なるテンションを受け取り、変化への追い風に乗るのです。
これまでは何も似合わず、諦めて、自分は魅力がないと思い込んでいた
服捜しは、案外むずかしいものなのだな…と、彼女の話を聴いていて改めて思いました。今までこの仕事をしてきて、そういう思いは勿論たくさん聞いてきました。自分が服を売ってきたからこそ、当たり前にできるようになっていたけれど、みんながそうなのではない…ことを、助けるのが私の得意なことなのだと、今回も思わされていました。彼女が下さった感想をご紹介します。
先日は朝から丸一日お時間をいただきありがとうございました。 怒涛のような時間を過ごせて、昨日はあの後ずっと感動の余韻に浸っていました。
殻を破るって、気持ちいいものですね。
新しい世界を知れるってなんて素敵なんでしょう。 オシャレ音痴で、どんなにファッションの勉強しようと、店員やスタイリストにアドバイスもらおうと、試着したら…なにか違う。を繰り返すこと１０年以上。
昨日、その理由がやっとわかりました。 なぜなら、今まで全部、どちらかというと甘口ファッションだったからです。 丸顔だからか、まだ当時はそれなりに可愛らしさもあったからでしょうか。
プロに相談しても甘口なフェミニン系ばかりを推してこられ、辛口ファッションは、あなたの顔や雰囲気には絶対合わないと言われていました。甘口な服を試着しては絶望してばかり。 自分の体型の欠点ばかり目立っては、服が嫌いになって行きました。
自分がトキメかないものばかり奨められ、自分の欠点を突きつけられているように感じた
真面目な性格ゆえに、アドバイスもらったり頑張ってみたものの、やはり鏡の前の私は変だし、ちっとも素敵ではない。そのうち、「いい加減、欠点も受け入れないとなぁ。人間、諦めも肝心だ。私はオシャレできるスタイルではない。」と、洋服に関心を向けることを放棄しました。
その後は、せめて清潔感だけは保てるようにしようも、通勤用にはパンツスーツ2着とインナーのVラインシャツ3枚。プライベート用には、カーキとブラウンのトップス2枚に、ブラウンだけのワイドパンツ2枚をストックするだけに留まり、それ以上は求めないという、完全にファッション放棄といえる状態でした。
ショッピングエスコートで、諦めていたファッションと向き合うための観念の書き換えが一気に進んだ
この方は、ご自身の体型では着こなしは出来ないのだという思い込みをしていました。誰しも理想的な体型などしておらず、気に入らない部分をカバーして無理ない着こなしをするために色々試着しますが、彼女は柔らかい素材やギャザーやタックのあるデザインが似合わない人で、これまで奨められたものとは全く逆の雰囲気が適した人でした。出会った店員さんやプロ達は何を見ていたのでしょうか？
昨日、体型で問題ないことや、私にも似合うテイストあるのだと教えていただいて、物凄く嬉しかったです。あまり表に出てなかったかもしれませんが、めちゃくちゃ驚いて、感動してました。
今朝から、昨日ショッピングエスコートで買ったものを一式身にまとっています。
なんというか、温かいエネルギーに包まれている感じがします。
特に上半身にその強さを感じていますが、トップスは青緑で寒色です。
なぜ寒色なのに、温かいエネルギーを感じるのかとても不思議です。
そして、疲弊して心からエネルギーが放出しているように感じるとお話しましたが、今朝からそれを感じません。 不思議と、いつもの心がヒンヤリ冷気を放つような感じが全くありません。
これが、色と洋服の力なんですね。両方揃って、初めて心地よさを覚えるんですね。
生まれてはじめての心地よさです。
店員はコーディネーターではない、店員は販売員であり売上をつくることがメインの仕事
彼女が服に絶望してきたのは、好きでも無いものばかりを奨められて納得がいかなかったからです。この方は店員に意見を求め、それを鵜呑みにしてファッションに絶望しました。私も販売の世界にいたのでよく分かりますが、売上をつくるためにどうするか…が販売員の主な仕事です。そのため主観でアドバイスをするか、教えられた接客対応用語を中心に対応します。つまり、個々の人に似合うかどうかは主観だけで、感覚でアドバイスをしている場合が殆どです。 ハイブランド店でないかぎり親身な接客は望めないですし、その店員が色を勉強していることも希です。販売員は服のコーディネートのプロではありません。一般人よりは慣れているに過ぎません。人に応対する訓練は受けていても、技術に関する特別な知識は、個人的に意欲のある人が自らやっている程度です。
まだまだ分からないことばかりですし、ファッション初級者に変わりはないので、今後ともお力を貸していただきたいです。
私は販売員だったときに、色のことを知らない事実を顧客様から知らされ、驚いて勉強をして小売りを辞めてきた人です。服を楽しめる人を増やすためにも、心を解きほぐす人を増やすためにも、心を成長させていきたい人のためにも、色と心の繋がりをお伝えしていきます。
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