似合う服を選ぶために行うショッピングエスコート。ここに、不思議な魔法があります。では、必要なチェックポイントにはどんなものがあるのか? その人のニーズを掘り出すこと、そして、お薦めの品がどうのようにそのニーズに適合するかを納得していただくこと、それをたくさんの試着で体感していく魔法の体験なのです。
服を選ぶ時のチェックポイントは意外に多い
① 似合う色を正しく判断できるか?
② 色の強弱を考えた上でトップス&ボトム&インナーのコーディネートができるか?
③ 体型にあったシルエットを選べるか? 捜せるか?
④ 自分の本来の個性がもっている得意なイメージを認知できるか?
⑤ 自分の好きなイメージと似合うイメージの距離感を調整出来るか?
⑥ アイテムごとの丈やボリュームなどのバランスと色を掛け合わせたコーディネートができるか?
⑦ 目的にあった雰囲気の服種を素材感も含め選べるか
⑧ 服に合わせたアクセサリー、メガネ、靴、鞄、靴下をコーディネートできるか?
⑨ どこに行けば欲しいものが手に入るか店舗情報を把握しているか?
これらを3時間ほどで、全て買った物同士で組合わせできるように取りそろえる技術が、トゥルーズカラーのショッピングエスコートにあるのです。未体験のあなたには、まるで別世界にパラダイムシフトしたような感覚になるでしょう。
① 似合う色を正しく判断できるか?
これは、ショッピングエスコートを一回体験いただくと、現場でOKとNGを徹底的に説明するので、かなりの精度で感覚が研ぎ澄まされ、9割は正しく選べるようになります。2回体験すれば迷うことはほぼ無くなるでしょう。ですが、実際の服の生地を前にして説明するのと、カラーカードやドレープなどの色サンプルでは、現実的な服での色の多彩さを説明出来ないので、売り場で一緒に確認するのが一番色を憶えるのに近道で確実な勉強方法です。
② 色の強弱を考えた上でトップス&ボトム&インナーのコーディネートができるか?
色には、何色かという問題と、その色の明るさである明度と鮮やかさである彩度の3つのベクトルでどんな色なのかを考えていきます。トップスとボトムスの色を同系にするか、コントラストにするかを色とトーンの双方を考えて組み立てるのは、脳の訓練が必要です。それを、その人に似合う色と似合うスタイリングの双方を更に加味しながらお客様に試着する服を瞬時に選んでいくので、お客様は本当に着替えに忙しいですが、人生で初と言えるほどたくさんの試着を体験できるのも一人で買い物しているからではないからです。
③ 体型に合ったシルエットをえらべるか? 捜せるか?
最近は骨格診断などが開発されて浸透してきたようですが、体格のパターンをある程度絞り込むことで目安にする道具なのだともいますが、服を売っていた立場からすれば、骨格の上に、どんな風に筋肉が付いているのか、猫背なのか、鳩胸なのかなど、姿勢も含めて個々の体型事情は体系化出来ないものだと思うので、試着を繰り返して独自のデータを他人の目を使って整理するのが一番早いと思います。
で、その身体に合い、似合う色と求めるイメージの服がどこに行けば買えるのか?を的確に誘導できるのが、ショッピングエスコートの無駄のない極意と言えるでしょう。 百貨店やショッピングセンターの店舗状況をみて、商品のタイプや色の特徴などをその場で見分けて、あなたに合うものがあるのかないのかを見分ける能力は、たくさんの商品を見てきたからこそできる技です。
④ 自分本来の個性が持っている得意なイメージを認知できるか?
自分のことを解るのが一番難しいというのが実際で、自分の好きはあなたの不足感を埋め合わせるための思い込みにすぎないことが圧倒的です。 本当の自分はどこにいるのか? これは正直、自分の目線の中から見つけることは不可能と言えるでしょう。
私の本を読んで「私は◯◯シーズンだと思います。」と言ってくる人がいますが、それこそ思い込みなので、実際に診断すると、その宣言と同じ結果になる人はほとんどいません。恐るべし、思い込み!
つまり、ほとんどに人が自分を勘違いして認知しているのです。その間違った認知で自分を見ているので、本来の自分の強みを発揮できないのも無理はないのですが、全くその事実に気づかないまま年齢を重ねてしまうのです。
⑤ 自分の好きなイメージと似合うイメージの距離感を調整出来るか?
似合う色には似合うイメージというのが必然的にくっついています、それとあなたが好むイメージを現場ですり合わせていく作業が一番の醍醐味です。あなたがモダンなものが好きだとして、本当の似合うポジションがエレガントなら、その掛け合わせをどのくらい調整でき、あなたも心地よいかが大事なところです。
私の場合なら、サマーなのでエレガントで柔らかい素材感が似合うのですが、好みはオータムの独特感と唐草っぽい柄などです。この離れた雰囲気をサマーの色の中で捜して自分らしい個性を演出するのが楽しい攻めどころです。この統合がうまくミックスできたところがあなたらしさのポジションで、個々を突きとめるのが私のやり甲斐です。
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