自分を見定める飽くなき追求の「始まりの一歩」になりうる

自分を優美などと認めたら生きていけないというポリシーを持って拒絶したままなのは、DVの夫と結婚してしまった自分だから尚更その価値観を捨てるわけにはいかなかったからです。でも、色は真実を突きつけてきました。いよいよ子どもにまで被害がおよぶようになり、繊細で正義感が強い私の堪忍袋は限界を迎え、息子を連れて逃げる覚悟を決め実行に移してホッとしたら、鬱というバーンアウトを起こしました。これがサマーを心の側面からも受け入れる「生きるか死ぬかのテスト」でした。

サマーは私から自由を奪ったのではなく、私の弱みを強みに変える逞しさを示唆していた

優美な色は受け入れたけど、優美な心は受け入れない…　それが私の鬱までの状態でしたが、それでメンタル不調になってしまいました。「優美＝弱い」と解釈していた私はNGと決め込んでいましたが、鬱でにっちもさっちもいかない3年間の時間の中で「優美＝しなやか」であり、サマーは繊細さ・注意深さ・配慮力などの長所をもち、「しなやか＝逞しさ」だと教えているのだと悟りました。

色と心を一致させるという視点は、私が色を使うようになって8年程の時間を経て俯瞰出来た概念です。相変わらず私は優美とは言いがたいひねくれサマーだとは思いますが、サマーという色が教えてくれている曖昧さやけだるさやアンニュイな領域に、私なりの美学を見出し、自分を深めているつもりです。好きな色は？と聴かれればオータムです（苦笑）。でも、私を支える波動としてサマーの色を愛しています。

とりわけ気づきにくい自分の良さを掘り出すステキさ

目の前にある材料から何を見出すのか？　私達は毎日これを試されているのだと思います。とりわけ嫌なことには必要な学びがありますね。学びは我慢とイコールではありません。ダメはダメ、イヤはイヤと受け止め発露したところから癒やしへの道は開きます。　
「限定されるからつまらない」という人は、自分の真実と向き合う準備が整っていないのですから、いつかその時期がプレゼントされるでしょう。後になればなるほど重いプレゼントになるでしょうが。
あなたにくるプレゼントのタイミングは、あなたの手の中にあるのです。

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