Taeko Goto Blog

からだの老化と反比例して豊かな心を持てる人生を手に入れるか?

先日、佐々木淳先生(すごい人記事)の講演を聴く機会に恵まれ、超高齢化社会に目前の今、老後という概念をかえていかないと自分の老後を健やかに過ごすことはできないな~という実感を頂きました。
サラリーマン生活を38歳で卒業した私は、しんどいながらも自由な生き方をを選び定年のない人生になりました。その分、自分の人生をどういう脚本にするかも、老後は限りなくない人生にしようと考えて50代を過ごしてきたのも確かです。

身体の老化は25歳から、心の成熟は40歳からという肉体と精神のギャップ

講演の中で先生が解りやすく図解で説明されていたのが、心と身体の成長曲線の違いで、このような言葉が印象的でした。

「肉体にピークは20代前半ですが、心は死に向かってずっと右肩上がりになっていけるものであるから、身体が動か
ないから心も下向きになるというわけではないのが人間の人間たる所以であり、ましてや80歳以上の寿命があるなら
どんな健康寿命でいられるかを考えないと、暗黒の老後人生になってしまう。」


「病院はあなたの臓器を診ているけれど、あなたの心や人格を診てはいない。」

「健康とは、絵に描いたようなピカピカボディでいることではない。肺炎だからと流動食ばかりを与える病院の指導
が正しいと思い込んで受け入れる生き方が全てではないということだ。生きる喜びをどこに見出して病気でも楽しく
生きる欲を自分に適して選ぶことが健康に近づく。」

20代~30代は心の発展途上

20代は実験、30代は体験だと私は思っています。ここを経て自分という土台が出来上がるので、年齢だけで立派な大人とは言えるようなものではありません。60代以降の方でもだらしなく残念な人も沢山います。最近は中学生の活躍も目立ち、彼等の精神性は駅のホームで当たり前のようにツバを吐く年寄りとは比べものにならないくらい高いでしょう。

皆がオリンピアのような精神性で子どもの頃からいられるわけではないとしても、30代までに大人の顔になる体験を積むことで精神性を高める意味を体得するというのが、まともな大人のすることでしょう。

40代~50代は自分の意志で人生の航路を見定める

自分は何をしていきたいかを決めた上で、その道で自分を極めていくのが40歳以降だと思います。でも人生の様々なギスギスした事件がおこるのもこの時代ですね。この頃から若さが無くなることを痛感します。が、80代の老人かたら言わせれば、「まだ十分に若さの残照がある」世代なので、人生を謳歌すべき時期と言われた経験があります。味わい喜びを感じて育てる感性が出てくる時代ですから、より自分らしさを発揮して研ぎ澄ますことに時間を費やしたいですよね。

私は38歳でいきなり原因不明の半月板損傷に見舞われたとき、はじめて老いを受け入れました。この時はしょっくでしたね。何もしていないのに急に歩けなくなる事態に納得いきませんでした。なので40代の下り坂は想定内でした。
老いていく自分にイチイチがっかりしないメンタルをいつ手に入れるのかはとても重要なことです。

 

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