Taeko Goto Blog

なぜ親は子どもの気持ちがわからなくなる?答えは色が教えてくれる

この夏から、いわゆるカウンセリングという仕事をしています。主に思春期のお子様に対する悩みを親御さんが相談してくるパターンが多いかもしれません。 私の息子も口数は決して多い方ではなく、いわゆる中2病時代は口をきかない時期も多くありましたが、大して気にしていないほうの母親だったと思います。
それは、根本的に息子を信じていたからです。

息子は私と違う色が似合う人… 心配性のサマーより「我が道を行く」オータムだから

息子は5歳の時から似合う色を着て大きくなりました。途中小学校4年生~中学1年くらいまではオータムの色に反抗したこともありました。でも、似合う色を着て塾で褒められた経験が嬉しかったらしく、似合う色の説得力を認めてオータム色を積極的に気にするようになり、身なりにドンドン自信をつけていきました。その辺りから唯我独尊の殿様キャラが開花していったのは確かです(苦笑)。


オータムは哲学的で自分の美学に敏感です。似合う色を知っていて人よりおしゃれができる自分に自信をつけていき、この辺りから「俺はオレ」だと親にもハッキリ言い、母親の私の意見は「あくまでもあなたの意見でしょ?」と言ってくるようになりました。以来、私も注意した方がいい着眼点を伝えるようにして「~するな」という表現はしなくなり、「あくまで私の意見ですが…」という前置きで考えを伝えるようになりました。

親の予定と想像の範囲に子どもが入らないことを認められない親たち

自分がした苦労を、子どもに味合わせたくない・・・、それは確かにあるでしょう。
でも、それを味わうかどうかは子ども自身が選ぶ問題であり、選んだ場合に考えられる苦労や出来事をある程度予測して注意を促すことしか親はできません。それ以上、過剰に神経質になるなら、それは親自身が抱えているメンタルブロックの問題であり、それを子どもに憑依させているに過ぎません。

親と自分を混同しない・・・ 子どもの立場から書いたブログがこれです。

親の経験からきたキズでできた「恐れ」が子どもの人生を阻む


キズつきたくない・・・という感情が、子どもからチャレンジを奪おうとします。反抗する子どもに対して「あなたのことを一番心配しているのは私だ!」といって押しつけますが、子どもは心配されたいのではなく、応援されたいのです。何かあってもフォローするから頑張ってこいと背中を押されたいのに、チャレンジするな、私を心配させるなという「親の恐れ」のシャワーを浴びせかけていたりしませんか? でも子どもは親の恐れの元になった出来事をちゃんと知らされてないないのでチンプンカンプンです。

あなたの恐れは子どもに人生に起こっているわけではない

「もし、◯◯な行動をとってしまったら、きっと◯◯な結果がくるからやめなさい!」
自分が過去に痛手を負った経験があったととして、その古傷が痛む自分がまだ癒えていないまま年齢を重ねてしまった親が、また子どもを通して痛みを味わうのがイヤなので、アレコレと子どもに禁止令を出しまくっていたりします。


気持ちはわかるんですけどね、子どもは自分で経験する権利があるんです。親が勝手に心配して体験を邪魔することが繰り返されると、子どもは自由を奪われた気持ちになるにきまっていますよね。

子どもといえども違う人格、それは色が十分過ぎるほど語ってくれた

そもそも子どもは親の引いたレールの上を歩くために生まれてきたわけじゃないので、リクエストに応える必要はありません。でも、親は「だれのお陰で大きくなったと思っている!」などと、トンチンカンな義理を恩着せがましく吐きまくっている風景も珍しくはありません。


私は自分と違う色が似合う息子を眺めながら子育てをしてきたわけですが、納得出来る部分を子どもに感じることは殆ど無かったと言えるくらい不可思議な子でした。何を考えているのかわからないし、好きなものは私とは世界が違うし、とにかく愛想がないし。「もうちょっと人の顔色とか読まんのかい?!」と思ってきましたね。流石に成人したら空気を読む力は付きましたが、親しみやすさはないので職場でぶつかりまくっています。

「我が道をゆく」唯我独尊のような子も、社会適応性を身につけるべく毎日ストレスにさらされて働いています。私が辿ってきた人間関係の苦労と違うのは、キャラが違うから仕方ありません。でも見守ってくれていると子どもが思えば、何とか自分なりに道を捜していくものです。

 

 

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