服のコーディネートに有効な補色配色をご紹介する第4弾です。今回で色相環を大まか1周したので、今回が最終回となります。今回の組合わせは、ピンクと緑です。ピンクは赤に白を足した赤の変化系ですので、赤と緑の組合わせと言うことと同じです。
赤と緑を純色のままぶつけるとギラギラして目に辛い組合わせなので、トーンを変えてまろみをつける
赤と緑は、ブルベの場合は色彩対比の中で最もギラギラする「リープマン効果」と名付けられる激しい配色例とされるコーディネートですので、純色(一般には原色と言われる)同士で服にしてしまうと、モード系のモデルさんしか着こなせないコーディネートになってしまいます。一般的に着やすい色に変化させると、ブルベはローズピンク(赤)もしくは、ベリー系(赤紫)のフューシャピンクとなります。
ローズピンク系
フューシャピンク系
イエベの赤と緑は、赤とオレンジの間のサーモンピンク・コーラルピンクに緑から青緑に偏った緑系がポジションになる
イエベの赤は、オレンジに偏った朱赤になり、それをピンクに変化させるとサーモンやコーラルになります。緑系は、黄緑か青緑がイエベのゾーンで、緑そのものはブルベのゾーンになります。
コーラルピンク系は朱赤がピンクに寄ったもの
サーモンピンク系
同じピンクでも、だいぶ違いますね。コーラルは、いわゆる珊瑚の赤~ピンクという色合いですので、ピンクなのか、赤なのか?みたいなピンクですが布になるとバリエーションがある程度広まってきます。いずれにしても、オレンジに白とバナナの黄色を足したようなピンク系ですので、それの赤寄りがコーラル、黄色寄りがサーモンというポジションになります。そう、大元はオレンジ系ということです。
ブルベのピンクとグリーンのコーディネートは、正に葉っぱと花の関係
ブルベの緑はいわゆる真緑ですが、これをそのまま服として使えるのはウィンターのコントラストに負けないくらいのタイプでないと難しいので、白で薄めた薄緑を実際は使う方が上手くいきます。
左がウィンター、右がサマーの配色です。ウィンターのピンクは、ショッキングピンクやマゼンタで、ハッキリした緑が使える方は濃い色が得意な方で、普通はアイシーグリーンの薄い緑の方が使いやすいです。
サマーのピンクはパウダーピンクやフューシャピンクで、緑はウィンターの濃い緑とアイシーグリーンの中間のペールグリーンです。ちょうど、バラの花と葉っぱの関係です。
サマーは強い色が苦手な肌なので、柔らかい緑でないと肌が色負けしてしまいますので、淡くしてコントラストをさりげない華やかさにすることが肝要です。
イエベのピンクはオレンジ寄り、青緑の緑は薄くなるとターコイズもしくはミントグリーン、濃くなるとカーキ系
イエベの緑は、黄緑側に寄るか青緑に寄るかのいずれかとなりますが、補色関係と限定する場合は青緑になります。黄緑でも爽やかですが補色対比ではないのでコントラストが柔らかくなります。
左がオータムで緑は、抹茶(正確には黄緑系)とティールブルー(青緑)にサーモンピンクです。右はスプリングでターコイズとストレートな青緑です。青緑に白を足して薄くするとミントグリーンになるので柔らかいコーディネートをしたい場合はミントグリーンとサーモンピンクを合わせるとキレイです!
ということで、4回分の補色対比のコーディネートをご紹介しました。トーンを和らげることで上品になり、かつインパクトのあるコーディネートになることが、少しでも伝わったならお役立て下さい。夏を爽やかに…。
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