今回は、補色配色事例の第3弾です。1回目の青と赤は正確に言うと補色ではなく反対色ですが、この違いは2色の関係生が180度反対側なのが補色、それよりは角度が緩くなるけれど「そこそこ反対側にある色」というこで、135度~165度あたりに位置する色のことです。
黄色と紫は正に真反対の色だが、純色にすると鋭くて普通の服装には無理なので、トーンを落とす
下の図を見て下さい。皆さんが普通「紫」と呼ぶ色は20番の「青紫」と22番の「紫」の両方をひっくるめて紫と呼んでいると思います。わざわざ区別して、青紫と紫という人は殆どいないでしょう。今回は、正確なポジションから言えば「青紫」と「黄」の関係です。
ぶっちゃけ、親しみやすい配色ではなく、モダンでインパクトがある印象となります。で、純色(俗に言う原色)で組み合わせると、普段着る服ではなくなります。なので、どれだけトーンを鈍く柔らかくさせるかが、4シーズンで度合いが変わってくる組合わせといえます。
イエベの紫は、スプリングもオータムもバイオレット(菫)を使った方が洒落感が出やすい
イエベの場合、紫は青紫と紫の中間のバイオレット(菫色)の明るい色になり、オータムの紫は元々サマーの色を濃くしたものなので、実はスプリングの紫をアクセントカラーとして使った方が上手くいく傾向があります。
写真は、スプリングもオータムも、SPのバイオレットで組み合わせています。オータムに現在あるディープバイオレットは、深い秋色に歩調を合わせて後で加えられた色なので、これで組み合わせるとお洒落なのですが渋すぎて僧侶の袈裟など法服のような独特感が出過ぎてしまう傾向がありますので、好みは分かれるところでしょう。
今回も暗めな写真で恐縮です。
上記の組合わせでの黄色は、左のスプリングがライトゴールド(通称バナナ色)、右のオータムが辛子色を使っています。勿論、オータムもバナナ色を使ってもいいのですが、辛子色の方が寄りシックでお洒落っぽくなりやすい人の方が多いです。
紫のモダンで独創的なイメージに健康的な黄色を組み合わせると、小洒落インパクトといった演出感となるので、どちらかといえば晩夏向けのコーディネートと言えそうです。ブルベよりは、イエベの黄色と紫の方が服としては使いやすい色で、アレンジはしやすいですが皆さんが使うには少し勇気がいるあたりが、チャレンジのし甲斐がある未知の領域といえるかもしれません。
ブルベの紫は、ウィンターが青紫、サマーが紫という多少のポジションの違いがある
紫は大部分がブルベの色の領域なので、ブルベとしては、青紫から赤紫まで張り切って使いこなしたところです。その中でもウィンターは青紫が中心で、赤紫を使う場合はぐっと濃いバーガンディや小豆色を使うと華やかからシックまで演出できます。逆言えば、中間のやさしげな鈍い紫は、どんくさいイメージになるので注意して下さい。
ということは、サマーはその中間のやさしげなパステルからグレイッシュライトな色合いが上品で得意という住み分けが存在します。紫陽花の柔らかい色がサマーの代表に言われるのは、ポジション的にちょうどサマーの緩さに適合しているからです。
こちらも写真が暗くてごめんなさい。左がサマーのパステルレモンと紫、右がウィンターのビビッドレモンと青紫の組合わせです。サマーが柔らかいのに対し、ウィンターはガツンとしたインパクトです。これを使おうとすると、スポーツウエアならコントラストがあって爽やかなレモンにマニアックな紫で、洒落た出来るスポーツマンに仕上がります。Tシャツのレモンに紫のロゴプリントなどもありそうですね。でも、私が密かに狙うとすれば、大花のプリントのワンピースがあれば、特にウィンターの潔い女性には着せたいですね。サマーは大花だとダイナミック過ぎるので、抽象的なぼかし柄の風景画だったりするとエレガントです。
と言うわけで、補色配色の3弾目のお話でした。夏は強めの補色で、秋は渋めの補色で組み合わせることで、1年中ちょっと粋なコーディネートのヒントとなるものです。この夏から使ってみて下さいね。
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