十人十色、自分を何色にしたいのか？そして何色に見せたいのか？

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十人十色、自分を何色にしたいのか？そして何色に見せたいのか？

色と生き方
2017.01.23

十人十色、自分を何色にしたいのか？そして何色に見せたいのか？

十人十色…　人はそれぞれということなのですが、頭でわかっているだけで本当にそう思えている大人がどれだけいるのだろう？と思います。　私も考えが頑ななタイプの人間だと重々承知しているので、多様性を知っていても腑に落としているようになれたのは、ここ数年かもしれないな～と思います。

　あるサラリーマンは言った「自分の本質を解っていなかったから、人が解るわけもない」

私と出会ってセミナーを通してご自身を少し客観視できたサラリーマンの方がおっしゃった言葉です。彼は何人もの部下を抱えた上長でリーダーシップを発揮しなければならない立場です。しっかりお仕事している方ですが、この気づきで他者への観察眼の可視領域が広がっただろうなと思いました。いままではぼんやり見えていた視野が、どこをどう意識的に観察するかピントが合ってきた分だけ、細かいポイントまで見ることができる目に進化してきたのだと思います。
例えて言うなら、霧の中で見ていた風景から霧が晴れて草花の色までしっかり見えてきたという感じです。この方は、本質として「自分が何色なのか」を初めて知り、自分のポジションを理解したことで他者との違いに気づき、今まで腑に落ちなかった他者の言動の理由が分かったようです。　そう、自分が何色か知ったことで他者の色にも気づけたのです。

自分を何色にしたい？それは今何色なのかを知って動こう

自分を理解する…　それは簡単ではないですね。一生をかけてこれを探してしるようなものかもしれません。　私も強烈な母に振りまわされた幼少時代の傷があり、それに負けたくなかったから子どもながら「黒」を好きになり心の武装をしていきました。対処方法としてやむを得なかったと思いますが、この武装を脱ぎ捨てる意識がもてなかったことで自分を偽る時間が延長されたことは事実です。　強制執行のごとくカラーと出会い、はじめて「自分の色」を知り、母との違いも理解できてようやく武装解除を迎えたわけです。　自分の本質をさし示す色を知ることでむしろ、好きな色への想いや距離感、そして何に近づきたいのかが見えてくるのです。　自分がどこにいるのか解らないままでは、霧の中でずっと立ちすくんでいるようなものです。

自分の本質の色が見えて、そこから自分づくりの一歩が始まる

「マジか～？こんな色か～！」　自分のポジションが初めて分かった人は皆このような心境です。それが好きでも嫌いでもあなたの肌がそう言っているのですから、自分に文句を言ってもはじまりません。　でも、このことで霧が晴れて視界がクリアになったのなら、どこへ向かいたいのか、その目標地点までどのくらい距離があるのかも考えられるようになります。
そして、本質を一回受け入れることで、その本質を活かした好きな色との統合方法も考えられるようになりますね。私は似合わない黄緑が好きでありオーラの色としても登場しますが、これを直接着ないまでも黄緑10%、紫90%の柄ものなら買ってコーディネートの中で活かすことも考えられるようになりました。
あわない人とのおり合い方を考えるのと同じです。合わないからこそ嫌いな人の中にも、数パーセントの羨望のまなざしがあったりしまませんか？　嫌いの中に数パーセントの羨ましさがあるのが人の心理というものですよね（苦笑）。

まとめ

何色が好きでもいいと思います。それが着れない色だったとして、そんなに残念がる必要があるのでしょうか？私は好きな色がほとんど着れない人でしたが、その分、自己観察がとても進みましたし、調節の仕方も考えるようになりました。好きで着れない色には、あなたの「ない物ねだり」が隠れています。ない物ねだりの理由がみつかれば、その分確実にあなたは自由になりますよ！　そこからない物ねだりをしていた自分を愛でて自分色を使った近づき方を考えれば、あなたの人生は豊かなものになっていきます。