続々と読者がカラーセッションに来ます。大概の方は、過去にカラー診断を受けた経験者です。 ここ1ヶ月未満で来た方々の事例を下記にまとめました。
一人目：過去にサマーとウィンターと診断されたスプリング女性
5年前に診断を受け、一回はサマーと言われ、次にウィンターと診断されたとこの方は坦々と、どうでもいいことのように話してくれました。なぜそんな感じなのか尋ねると、診断士が自分がやって来たことを伝えるばかりで、こちらが何を求めているかを悟ろうとしない態度に「浅くてつまらない」と思ったそうです。 
間違えられたであろうポイントは･･･
・白髪なので、白・黒が髪とマッチしてしまい、肌の色が取り残されて見落とされる
・さほどぱっと見は黄みを感じにくい肌
・性格も体格も迫力があり、スプリングらしさを感じない
・口紅もローズを使っていた
2人目：過去にウィンターと言われたオータム女性
６年まえに診断を受けウィンターといわれたこの方は、6年もの間、紺色を中心に上品で清楚な雰囲気が自分のイメージだと信じ込んでいました。信じているなら、どういう意図でトゥルーズカラーのセッションを受けたいと思ったのか尋ねると、ふと書店で本が目にとまり購入して読んだら、いても立ってもいられなかったそうです。ということは、ウインターと思っていても、自分の感情や気分が何か落ち着かず腑に落ちないものがあったということになります。「最終的な自分のアイデンティティ」が掴めないという問題点を挙げていらっしゃいました。 
間違えられたであろうポイントは･･･
・肌色に表面にピンクみがあり、ブルーアンダートーンに見えやすい
・上品な雰囲気はサマーに感じるものがある
・髪がつやのある黒っぽさがあり、その黒さが紺や黒とバランスがよくみられる
・親に厳しく耐えるように育てられた経験が真面目な紺に違和感を感じにくい
（＝抑圧傾向が習慣化されているため、自分で感じる感覚が退化している）
オータムだけは違うと思っていたこの方は、この衝撃こそが自分を勘違いして押し殺してきた証拠なのだと瞬間的に悟り、ショッピングエスコートをその場で予約して、2日後には「もう既に気分が違って楽になってきたので、感謝しても仕切れない。」と御礼のメールを下さいました。セッション時にショッピングエスコートの予約をして帰られました。
3人目：過去にウィンターと言われたオータム女性
10年以上前にウィンターと診断されたが、自分がこの10年精神的に成長できたという感覚はあまりなく、年齢も40歳を向かえてしまったので、自分と向き合い仕事を軌道に乗せたいという気持ちがありました。ウィンターではないという私の所見に初めはビックリしていましたが、実際に診断して黒と焦茶に肌へのマッチングの違いを目の当たりにした時、「もう、ショッピングエスコートしないとダメじゃないですか！」と、その場で日程を決めて行かれました。 
間違えられたであろうポイントは･･･
・髪の毛が黒くて張りがあり、量も多いのでボリュームがある
・目鼻立ちがハッキリしていてアイラインも黒でクッキリしている
ただし、この2つくらいで、肌をみてすぐにオータムと解るレベルの肌色なので、ミスをする理由がわからない難易度のない肌色なのに、それでも間違えられているという、お粗末で、極めて残念なものでした。
4人目：自分をサマーだと思い込んでいたスプリング
自分はエレガントなタイプだと信じ切っているような男性でした。確かにオーラは上品で、自分の性格をおとなしくスマートなものだと思い込んでいたようなので、スプリングという結果には本人も意外だったようです。この方は勝手に自分を優美なタイプとおもって、サマー色を好んでいたようですが、一度プロに診てもらった方がいいという友人のすすめでカラーセッションに来ました。 
紛らわしいと感じる点は･･･
・元気で活発なヘルシーな雰囲気がなく、おとなしく平穏無事を望むような空気感がある
・サラリーマンで優等生でやって来た長い歴史があるため、自分を出したり脳天気になることは許されないと思い込んできた
・パステルカラーの優しい色目が精神的に違和感がなく、それを好んだ
・自分を出すことより、押さえることに無意識に価値を起きすぎたことで、自分が見えなくなった
似合っているはずの色の服をきて、他人にもの凄い賞賛を浴びないなら、その色は間違っている
私のカラーセッションは、似合う色の診断だけではありません。下記の様な順番でセッションしていきます。
・性格分析シートの記入 ・意識できる表層意識の使い方の個性を分析
（何が気持ち悪くて、どんな問題が起きているか？）
・トゥルーズカラー概念の説明（似合う色が示す、本当に自分と品格とは何か？）
・パーソナルカラーの概念説明（通常のパーソナルカラーの概念）
・カラー診断 ・ベストカラー診断（似合う色のドレープをランキング別に分類）
・メイクカラーチェック（男性はネクタイコーディネートレッスン） 
これらの作業を経て、似合う色とあなたの心がどう一致するのか、ズレているのかを見ながら、これまでの人生の諸問題を眺め治す聞き取りもしますので、自分が何を思い違いと無理をしてきたのかが解明され、似合う色を着る意味の深さが解かり、似合う色を着たくなるなるのです。そして、新しく似合う色を着た途端にほぼ賞賛に近い言葉を浴びることになるはずです。その体験がないなら、似合った色を着ていないか、コーディネートの仕方が曖昧で完成度が低い状態になっているかのどちらかです。
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