似合う色の話をすると、「え？でも好きな色を着てればいいじゃない！」 という人がいます。
それはそれであなたの考えだからいいと思います。何を着なさいと命令しているのではありません。ある色を着た方があなたが輝けます…というお奨めをしています。
基準がない無制限が豊かなのではない
私の似合う色を診断しにいらっしゃるみなさんは、自分が何を選んでいいかわからないので、自分にふさわしいものを知りたいという理由でいらっしゃいます。つまり無制限で世の中を眺めていてもとりとめもなく不自由だから、せめてある程度の適性を知り、そこから自分を極めていきたいという制限をかけに来ているということになります。
これはビジネスでも同じことですね。ある業界のある分野での商品やサービスを展開するという内容を定款で設定して公にしていくように、同じ社名で無関係なサービスをやみくもに展開することはしないわけで、自分という分野を見極めてその存在価値をアピールすることが、似合う色というカテゴリーから自分を表現することです。
自分という基準でふさわしい物を選べる豊かさ
似合う色に出会って、自分の軸を手に入れた人は必ず輝きだします。それはまず自分以外の人に褒められるという外からの刺激を受け取るからです。 自分が会社を興したとして「御社のサービスは素敵ですね！」と言われて、喜ぶのと同じですね。 これを、制限がついて悲しいという人はいません。 「何でもあります」「なんでもします」という会社が何だかわからないように、なんでも着れますと言うのは、現実味のない彷徨いを繰り返すのでくたびれてしまいます。
自分らしいという制限は、自分軸を探るために絞り込み探求する「本質」を掘り当てる行為です。それをつまらないというなら、自分という存在をつまらないと言っているのと同じになってしまいます。
絞ったところから拡大する豊かさの喜び
制限したところで、今までとは違った着眼点を手に入れるわけですから、新鮮ですし、驚きで、ドキドキで、ワクワクするという順番で心境が展開していきます。
「私ってこんな色がにあっていたんだ！」 「俺って案外カッコイイじゃないか！」 「もっとお洒落になれるぞ！」
「もっときれいになれるかも！」 「まるで別人ですね！」 「自分がここまで変われるとは思わなかった！」
こういった言葉は普通のことです。「好きなもの」ばかりがあなたを拡大するかどうかはわかりません。好きなものばかり食べていたって健康になれないと同じです。
まとめ
私は 似合う色の診断を心の健康診断として薦めています。自分を知って健康増進するためのひとつの方法とも言えます。心が元気になると、人生が前向きになるのは当たり前で、人生を楽しく自分らしくするエッセンスでもあるのです。
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