カラーコンサルティングのあやふやさ、あなたの理解は大丈夫か？

Taeko Goto Blog

ホーム
ブログ
カラーコンサルティング（色診断）
カラーコンサルティングのあやふやさ、あなたの理解は大丈夫か？

カラーコンサルティング（色診断）
2017.07.20

カラーコンサルティングのあやふやさ、あなたの理解は大丈夫か？

パーソナルカラーが日本に入ってきて約30年ほど経ったでしょうか？　私がカラーに出会って19年、その時はまだ知る人ぞ…に近い状況でしたが、今や、「あ、私は◯◯です。」と、自分の似合う色のグループ名を言う人が増えました。
でも、ちゃんと色が解っていない人も多いし、間違えて診断せれている人が多いことに驚かされます。

色の説明をちゃんと受けていない？

今日出会った人も、深緑のニットを着ていて白のパンツを履いていましたが、ご本人は自分をウィンターだと言っていました。確かにウィンターにも「パイングリーン」という深緑は存在し、それは緑に黒だけを足した暗清色で、それを売り場で判断することはかなり難しのです。大抵の深緑はオータムが似合う深緑で、それを白いパンツでコーディネートしたその方は、パンツが寒々しく見えてしまっています。と言うことは、オータムだということです。　このような診断間違いをしないようにするには、似たような色でグループが違う色を比較してそれがどう違うのかをきちんと説明出来る色彩学的論拠が必要です。その説明を診断時にきちんと受けているのか？が大切です。例えば、ウィンターの深緑はむしろグレーぽいくらい緑で、黄みを感じないPCCSの12番にチャコールグレーが足された色ですが、オータムのフォレストグリーンは14番に黒を足したような色です。その区別は、かなり真剣に色を見て訓練しないと混同します。

基本の大事さが応用を助ける

そうかと言って、一般の方がそんなに真剣に色を見極めることは難しく現実的ではないですね。だから、間違えそうな色については診断時に注意を促す必要もありますし、一緒に物探しをするショッピングエスコートと言った買物同行で、実際の商品をみながら、見方を習得することがとても大切なフォローになるのです。

この写真の二つの緑も左の方がブルーに近い緑で、右の方がイエローらしいグリーンだという違いはわかりやすいと思います。左の写真もオータムとして紹介しましたが、ブルーでも着れると説明したのは、区別がつきにくいから、合わせる色によって変わって見えるということです。
イエローアンダートーンのベージュ、ブルーアンダートーンのベージュの違い、同じように茶色の違いなども間違えやすく、誰もが頻繁に買う色については着眼点を伝えないと殆どの方が間違えやすいポイントです。
基本的な色の見方が解れば、間違いはかなり減りますし、どうにも判断が付かない色を買ったとしても、自分のグループに近づけて気こなす応用技術も理解出来るようになるのです。

診断されて服の色を変えた時に「おお！」と褒められる体験をしているか？

色の選別が間違っている場合や、間違った診断をされている場合は、服の色を変えても大して褒められることは無いでしょう。そこに説得力が無いからです。似合う色が間違いなく着れていて間違った組合わせをしていなければ、服の色を変えた時に周囲の人は必ず驚きます。見違えるほど素敵になるからです。同じグループできちんとコーディネートすると、そうでなかった場合と比べると完成度は2倍どころでないほど圧倒的な完成度になります。頭の先から足下まで同じグループの色で構成すれば多色を使ってもそれなりのまとまり感があり、カラフルでも嫌みが出にくいからです。似合う色を知るということは、かなりカラフルなコーディネートに挑戦できるようになる事なのです。色々着てるけどキレイなら、人は感動するものなのです。

朱赤のパンツで颯爽と歩くおばあちゃん

昨日近所の道を歩いて、感動的なおばあちゃんを見ました。年齢は80歳ほどに見えますが、透けるような肌で、朱赤のかなりビビッドなパンツを履き、アイボリーのシャツブラウスを着ていました。ちょうど、この写真のスカートと同じような赤で、遠くからでも「おお！」と思うくらいのパンツの鮮やかさでしたが、とても似合っていて、その人が自分をスプリングだと解っていることは一目瞭然です。そう、似合っている説得力を見せられると、年齢とか美人かどうか、背が高いか低いかも気にならなくなります。それ以上に存在に説得力があるからです。そのおばあちゃんは身長150センチそこそこでしたが、私の印象に残ったことは「素敵な品のいいハイカラなおばあちゃん」ということだけでした。

あなたは自分色を着て褒められる体験をしたか？

色診断ををして服を変えて、誰にも「おお！」と感激してもらえていなかったら、何かがおかしいと思った方がいいでしょう。私のお客様は、この感嘆の反応を皆さん受け取っています。あなたをガラリと変えるくらいの服装を確実に着ていただくことをしているからです。人は素敵な状態を見せられたら、「おお！」と思うし、そう反応してしまうものです。あなたもその賞賛の声を浴びることは必ずできるのです。