前回に引き続き、服に使えるキレイな配色例として、私が最もお薦めしている補色配色の4シーズンの違いの第2弾をお届けします。前回は赤と青の例を出しましたが、今回は水色と茶色の例です。一応季節柄も考え、夏っぽいイメージを意識してのチョイスです。
そもそも茶系とは、どういうポジションの色か? が、案外理解されていない
さて、皆さん、茶色って何色だと思います?
「え?茶色は茶色でしょ!」
と言う声が聞こえて来そうな感じがします。そう、絵の具の中に茶色という色があった記憶カからすると、単独の色だと思ってしまいますが、実はオレンジの変化系と言うのがイエベの茶色、赤紫の変化系というのがブルベの茶色の出身地なのです。もともとの何も加えていないピュアな色のことを、正確には「純色」といい、この純色が色相環という「色の輪っか」を構成しています。こういうやつですね。下記の図は大雑把に12色で展開した「輪っか」ですが、この「輪っか」を色相環と言います。
で、イエベの茶色は、「4番の赤みの橙」と「6番の黄みの橙」のあたりが変化したことでできる茶色が似合う色に相当する茶系となり、ブルベは、概ね赤紫が変化してできた茶色と言うことで、出身地が違うんですね。言い換えれば、何かの色を見たときに、この出身地を言い当てられることにより正しく似合う色が判別でき、人のために服がえらべるという目利き作業ができるということになります。何千色をみても即座に分類できるほど、沢山の色を眺めて目を鍛えていないと、見分けることは難しいというのが事実です。
イエベの夏にキレイな補色配色のひとつ、ターコイズ×キャメル
上の色相環をみて頂くと、この組合わせはこうなっています。
キャメル→ 6番の黄みのオレンジに明るいグレーを混ぜて変化した黄みの強い茶色
ターコイズ → 14番~16番の間の青緑に白を足して明るく変化した色
ちょっと写真が暗くてごめんなさい。これでも太陽光のもとで取っていますが、次はもう少し工夫しますね。左がスプリングで右がオータムです。この2つの違いは、混ぜられたグレーの分量の違いです。オータムの方が濁りに適応した秦の持ち主なので、スプリングより少し落ち着いた深みのある色となり、スプリングは清らかで明るい色になるという違いは、他の色にも共通して言えることです。
ブルベの夏にキレイな薄い茶色とブルーの補色配色は、茶色に違いが出る
ウィンターのドレープの中に茶色は存在していないので、着れないと勘違い為ている方も多いかもしれませんが、深い赤紫の茶色なら全然OKです。でも、そう沢山市場に出ていないので、お目にかかることが少ないです。で、夏の場合はそれを着ても暑苦しいので、爽やか薄茶ゾーンとなると、ウィンターの場合はグレーベージュということになりますが、正直あまり点数が皆さん高くない。なので、スカッとしたウィンターの水色をぶつけてコントラストを保つことがウィンターの秘訣です。右側の配色です。
水色 → 色相環の18番のに白を沢山加えたのがサマーの水色(左)、ウィンターはそれより少なめでやや濃い水色
茶色 → サマー(左)の茶色は赤紫に淡いグレーを沢山加えたココア色、
グレーベージュ → ウインターが使うグレーの多いベージュで、白に僅かなグレーと僅かな赤と橙が混ざったもの
サマーの薄茶には「ココア」という、デリケートな茶系とパウダーブルーという爽やかでキレイな水色を組ませると上品な夏の爽やかさが出来上がります。
如何だったでしょうか? 補色はコントラストを際立たせたコーディネートなのですが、そう見えないながらも目を引く洒落感が出せるところに魅力があるのです。色相環にある色同士をぶつけたら大変なことになりますが、それを変化させた色同士になると、突然お洒落になるという秘密が隠されているのが、私がワクワクさせられるところです。
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