前回のブログで色名で店員さんに色を伝えようとしても伝わらないという記事を書きました。その際に、色名を久しぶりに検索していたら、広告として入っていた大手のパーソナルカラー通信講座の画像が目に入ってきました。春夏秋冬のドレープを当てた一人のモデルさんの顔が映っていました。
パッと見たそのモデルさんに似合っているドレープの種類と4通りの顔写真への解説文とは全く違っていた
この道20年もやってきた私は、4つ並べられた顔写真を見て「ああ、この方はこのシーズンね。」と判断が付くわけですが、それは自分も教え子を育ててきて、講座の中で20人以上のモニターを実際に私の目の前で説明から診断までしていく一通りの流れをレッスンするステップがあり、その後、その教え子が一人立ちした直後は数十人のフォローを画像で追いかけ、間違っていないかのチェックをしています。その画像を送る際も、どのドレープの比較を何通りと条件をだして判断するポイントをチェックできるものを指定します。それらを繰り返し見ていることで、画像上何処を診るのかという目利きのポイントを養ってきているのです。
その通信講座のサンプル画像にある解説文はまったく観点のずれた解説が載っていたのです。そう、私はいつも間違えられている人を発見するズレた見方そのものの解説文が出ていたのです…。正直絶句です…。
大手が講師を雇う際の目利きが既に存在しない…ということだろう
私は去年も私の所に来た、過去に診断履歴のある方で違和感があると言った方は、皆間違えられていました。そのことは今までのブログにも書いてきましたが、その大半は、アンダートーンすら間違えられています。最も多いのがオータムなのにサマーと言われる人、その次がスプリングなのにサマーと言われる人です。
正直言ってサマーと診断された人は本当に疑ってもらったほうがいいですよ…といった方がいいのか?と思うくらいだと感じた去年でしたが、その大元がここにもあったのね…と。 そこの写真も、オータムをサマーと診断していました。教えている講師すら、その見方を間違いとは気づかずに講師にまでなっているのでしょう。何人診断しても、名が売れていようとも、もともとが間違っているならどうしようもないでしょう。
間違ってしまう経験は勿論必要、まだ無料の時代にその経験をする必要がある
まだ練習段階で間違えてしまう経験は勿論必要です。人間なのですから100%はないと私も思います。大抵は家族から診断をして、身近な親戚や友人からやっていくでしょう。その段階で何人診て間違えた経験をきちんとするかだと思います。間違えたとか、自信が無いなら何回も見直していく作業も必要です。私の教え子でも不安になり、再度お客様にお越し頂く例もあります。極力早く再診断してご迷惑を掛けないようにする、ご納得頂く、ご迷惑をかけることを誠心誠意謝りお詫びの形を示す… そういうことを大切にしています。
あるお客様からこういう言葉を聞きました。その方は納得いかず、私の所に来て間違いが見つかった方ですが、以前に診断された診断者は「私、絶対に間違えませんから!」と豪語していたというのです。関西の話で、料金も高額でした。でも、アンダートーンすら違っていました。私もガッカリです。 お願いだから、人を混乱させるのは辞めて欲しい…。アンダートーン(ベース)が違うということは、天気で言うなら高気圧と低気圧を間違えるのと同じです。まったく違う。その人に与える気圧が全く違うから、体調や気分に影響が出てしまうのです。
覚えてしまった間違った解釈… 顔が青白いことを明るくて綺麗だという勘違い
きっと、解釈間違いを覚えてしまったのなら、白い=綺麗、暗い=汚いという記憶なのでしょう。色白が七難隠すという諺は確かにありますが、それでは白人が絶対黒人より綺麗と言ってしまう大雑把と同じです。白人には白人の美しさ、黒人には黒人の美しさがあると思います。色白の松田聖子さんも綺麗ですが、マットな安室奈美恵さんも綺麗です。間違い診断は、全員を松田聖子に基準を置いて診ていることで起きているようなものです。で、安室奈美恵さんが具合悪くなっている…みたいな。
自分の美しさの在処を捜すためのパーソナルカラーのはずが、各各の綺麗さを引き出せない診断教育が蔓延しているのは、大手がそういう人をたくさん産出しているのも大きな要因のひとつでしょう。受ける側の皆さんが細心の注意で診断士を選ぶのが最大の防御です。
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