ある時、私の教え子がこう言っていました。 「顔型診断の著者に逢って本を薦めれたけれど、ちょっと見たら、その顔型から来るイメージはラブリーなものでこれから40代を生きる自分が求めているものではないので、全く役に立たなかった。」 確かに40代でラブリーを追いかけていたらちょっと気持ち悪い。そういう意味で「似合う」を限定された範囲と捉えると、息苦しいとかんじるようになってしまいますね。
私はなぜ、嫌いだった色を喜んで着れるようになったのか?
似合う色を調べるパーソナルカラー 自分のイメージタイプを知る顔型診断 似合う服のシルエットを考える骨格診断 どれも自分を自分を客観的に観察して適したものを選ぼうとする「尺度」を手に入れるものです。守らなければいけない枠と考えるなら楽しみが減る感覚がしてしまいます。似合う色についてはさんざん語っていますから今さらどうこう言う必要も無いと思いますが、私も初めはサマーの色が嫌いでした。似合うと解っても3色しか100点がない私ですから、限りなく着れる色が無くなった・・・というのが実態です。そんな得をしていない私が似合う色を着るべきだという本を出すのですから、かなりの納得があったわけです。
それは、身体が楽なのもさることながら、自分の精神性まで色が教えてくれて、生き方を変えるまでの導きを得たからですが、ざっくり言ってしまえば、下記の3点が精神的なポイントになるでしょう。
楽になれるか?
楽しめるか?
期待が膨らむか?
なりたい自分のイメージと剥離したときに、どう活かしていくか?
私は自分の顔型診断に興味はありません。なぜって、調整しようも無いものを知ってイメージを限定する必要もないと思うからです。 顔の骨格やパーツの配置は換えられないので、調整出来ない顔はむしろ表情などメンタルからくるものを整えることで輝けると思っています。勿論、メイクテクニックで綺麗の見せる努力は、技身近な変化の体感ができるので、腕を磨くのは楽しいことだと思います。
骨格診断は分類することに無理があると、婦人服販売業16年の体験から思っています。骨格パターンが分けられても、そこにつく筋肉のボリュームが一人一人違い、たれ尻とか、シシャモふくらはぎ、なで肩、外人腰高体型など、それはそれは多岐にわたり、結局のところ、実際に試着してどう見えるのかを判断した方が速いからです。売り場でたくさんのお客様を見てきたからこそ、着せて見てあげることに勝るものはありません。そして、自分の欲しいイメージと離れていたとき、どこまでを調整するかは、現実的に現場で何枚も着ることで解決します。自分一人でどうしても選びたい人は道筋になるでしょうが、何をどう選べば望む自分になれるかは解らないままになってしまうのではないでしょうか?
自分にとっての喜びポイントはどこかを感じて、そこを掘り下げる
無駄なものを持たない、買わない
似合うものだけで囲まれる喜び
相応しいものだけを選べる自分に変わることへの心地良さ
自分の個性を極めていける喜び
他人との違いをわかって自他境界線が引ける 自分を守れる、
育てられる意識が芽生える より身近な他者を客観視できる余裕が持てる
TPOに応じて自分の見せ方を変えられる意識の局面を増やせる
これらものもを全て感じ取れるように、私はエスコートしながら指導しています。服を着ることは、自分と向き合いながら自分を受け入れていく偉大な作業であり、自分を好きになっていくことです。好きになっていく心が育たないなら、似合う色を本当の意味で理解しているとは言えないと思います。
総合的に意識変換と見極め技術を体感・習得できるのがショッピングエスコートという実地訓練
上記のことを座学として学ぶのは不可能です、なぜなら意識の変換は感情が動かないと出来ないからです。
「え?こんなのが似合うの?」
「え、着たことないけど大丈夫? あれ、でも変じゃない!」
こういった驚きは一瞬にしてあなたの意識を開き、未来の可能性を一気に開いていきます。この時の皆さんの意識変換は一瞬で起ります。「案ずるより産むが易し」で、自分の知らなかった可能性や美しさに目覚めていけるのです。
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