あなたはいつから大人になりましたか？ いつから自分を大人として認め始めましたか？
成人式を越えたから？
社会人になったから？
一人前の仕事が出来るようになったと感じたから？
あるいは、結婚して所帯をもったから？ 親元から独立したから？
自分を大人と認めたときに、あなたは着る服を変えたか？
まず、いつ大人と認めたか？というと、私の場合は、29歳で結婚して親から別所帯になったときに「本格的な大人」だと思ったように思います。なぜかと言えば、比較的支配力を行使し、一緒にいると監視したがる習性が親にあり、子どもが自分で判断して行動することを阻止する事件が起こったとき、親から離れないと自分の考え通りに生きることができないと心から残念に思った20代の私がいたからです。
大人になりたかった私は、27歳くらいの頃、今までとは違うカラシ色のニットのツーピースを買い、大人っぽくしたいと意識したことを憶えています。きっと、精神的にも見た目にも、一人の大人として今までと違う姿になることで、節目を作ろうと考えていたのだと思います。
着る服を変えるのは、心を着替えてメンタルを調整させられるから
先日の30代後半のビジネスマンのお客様に、私がショッピングエスコートをしながら話していたことは、こんなことです。
「身体のどこかが怪我をしたり、具合が悪くなったら医者に行き手当をしますよね。薬を飲んだり、身体を休めて回復するように努めるじゃないですか？ でも、心はどうしてほったらかしにするのでしょうか？ 心だって疲れるし、傷つくし、具合が悪くなるのに、なんでほったらかしにするのでしょう？ 早く手当なり休ませるなりすればすぐ治るのに、鬱になるまで放置している方がよっぽど酷だし、不合理で、問題も大きくなるから、絆創膏で良い程度の怪我の時にすぐに手当すればいいだけのことです。」
言われてみればそうかもと思っているお客様の表情…。
この方も10数年ぶりのショッピングエスコートで、前は20代半ばだったので「心の文化を着替える」感覚など分からなかったと思いますが、ここまで本物の大人年齢になって言葉の意味が染み渡ったようです。
心を成長させるために、服（外見）を変えることがメンタルトレーニング自動設定になる
私自身も似合う紫を着るようになって、時間の経過とともに身体が楽になっていることに気づきました。着ている色に守られている…そんな感覚が生まれ、飽きるどころか紫のバリエーションをドンドン追求して、私は自分を深く理解するようになりました。自分が似合う色の本当の意味を受け入れたことで鬱も回復し、心理的に自分らしいことの強さ、逞しさを色とともに備え続けてきたといっても過言ではありません。
心が成長する、それはすなわち魂の次元があがることであり、生きることに逞しくなるから、ビクビクしなくなり、安定し、ゆとりがあり、ポジティブであり、迷いがなくなる…といった良いことづくめになります。この体感があれば、逆に似合う色を手放す意味がわかりません。
だから、楽しく自分らしく生きたいなら似合う色を着ることがメンタルトレーニングの自動設定になるのです。
心のお手入れこそ、仕事も人生も楽しむために欠かせない
健康管理は当たり前…、これも似合う色を着続け魂の次元を上げてくると、感覚的に常識になります。なぜかと言えば、体と心が本当に一対であることが解ってくるので、身体に症状がでてくるなら心に問題が起きているサインだと解ってくるのです。身体を健康に保ちたいなら、身体にサインが出てくる前に、心にちょっとでも違和感やしんどさがあったときにお手入れをすれば病気にはいたりません。私はもう何年も風邪を引いていません。
心の疲れは、身体をリフレッシュすることと、人に悩みを話す（プロ・アマ双方）、癒やしの行動を取る（深呼吸・ヨガや瞑想・マッサージ・音楽・読書・睡眠・運動・旅行etc.）などを積極的に取り入れ、自分のスタイルをつくるといいですね。
例えば、お肌のお手入れをするのが好きな人、ランニングをするのが習慣な人、ジムで筋トレするのが習慣のひとなど色々あると思いますが、そこに自分との対話の時間を取るとか、独り言に見える一人二役の呟き演劇のように心の中の声を口に出すなどを私はやります。ウォーキングや登山をしながら、料理をつくりながら一人でブツブツ喋っています。思ったことを口に出しているとストレスは結構溜めずにいられます。あなたもやってみて下さい。
心をお手入れする習慣が、魂の次元を上げて健康に問題なく楽しく生きる秘訣です。その習慣を付けるために毎日似合う色に袖を通すことが近道であり、健康への自動設定にもなるのです。
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