今日は、教え子のショッピングエスコート講座の実践練習で銀座に行ってきました。休日の銀座通りはいつもながらたくさんの人通りで賑わっていました。今日のお客様は教え子が診断したオータムの女性、40代半ばのキャリアのオータムさんで、私はもちろん初対面です。
初めてのお買い物体験はキョトンとした心境から始まる
「さ、それではまいりましょう!」と待ち合わせしたお店に入り出して、1階だと小物があるのでマフラーやショールを持っているかをお聞きしています。在ってもなくてもどっちでもいいようなアイテムですが、プラスワンの小物を使えるかどうかがお洒落か普通かの境界線でもあります。暑い寒いだけで判断するのではなく、自分のテンションが高くなるかどうかで物を選ぶと毎日の輝きが違ってきます。 男性の方にもショールが嫌いでない限りはおすすめするようにしているのは、自分で選ばない物を買ってみる、身につけてみることで、新しい触覚が動き出すからです。
試着が始まると「フムフム、なるほど・・・。」となってくる
「まず着てみましょう!」から始まります。もちろん前もって何が必要か、どんな環境での服装かなどをうかがって現場に行くわけで、その場所選びも、どこの街に行くのが最も効率いいか、そして極力その方が行きやすいかも考えて決めます。そして、似合う色をはじめて着てみると、
「へぇ~! なるほど、こういう風になるんですね。ああ、そうなんだ意外~!でも合ってるぅ・・・。」
この辺りで似合う色の威力をしっかり感じ始めます。こんな物が着れるんだ、これも大丈夫なんだ、こんなデザインもいけるんだぁと今までの自分の見ていた種類が狭かったことが解ってきます。
私が思うに、あなたは自分の可能性を3割くらいしか見ていないですね。今の3倍以上の幅があると言えるでしょう。でも、その「自分の幅」に気づいていない。
自分の可能性を開くことを精神修行でやるのは難易度が高いですが、服を着てみることであなたの心の幅が広がるなら
便利だと思いませんか?
複数店舗で試着をくり返すうちに「おお!これいいじゃん!」という自分に出会う
3店舗目くらいになると試着することにも慣れてドンドン着てみようという気持ちになり、チャレンジすることが楽しくなります。着られる色数も解ってきますし、似合うシルエットも解ってきます。また、トップスとボトムスのバランスの取り方なども着眼点が生まれてきます。
今まで気にしていなかったポイントや色合わせ、そして自分では選んだことのない形やデザインに出会うことで、あなたの新しい「芽」が生まれてくるような感じがするはずです。そう、種から地面にポコッと芽が出る感じです。このワクワク感がショッピングエスコートの醍醐味です。
あなたが一人で何枚も試着をして何も買わずに店を出てくるのは気まずいでしょうが、そこは私がしっかり断り、余計な接客を挟ませないので心配ご無用です。私は接客業界16年のキャリアがありますので、店員さんの心を掴むのも朝飯前です(苦笑)。
そして「これが好きだ!自分にはこんなものも似合うんだ?!」と新しい扉が開く
いくつもの服を試着していくと、自分の好き嫌いもハッキリしていきます。それは色だけでなく、素材感、デザイン、シルエット、そして服の香りやイメージといった雰囲気に及ぶまで、案外反応できる自分にも気づき始めます。
漠然としていても、こちらから「AとBとどちらが好き?」「BとCはどちらが好き?」というように次々に聴いていきますが、これはあなたの好みの方向を私が確認しています。「なぜこれが好きなの?」とも尋ねます。するとあなたは「◯◯だから好き」と答えるようになるのです。そうやってあなたがあなたを確かめられるようにしながら私もあなたの特徴や方向性を感じ取っていきます。 そうこしているうちに、あなたはもう新しい扉のノブに手を掛けているのです。 明日、その服を着て表にでるときは、文字通り扉の向こうへ一歩踏み出したあなたになっているのです。
その瞬間からあなたは少しかもしれませんが生まれ変わっているのです。あとはその自分を楽しむ毎日をさらに拡大していって下さい。
今日のお客様も、予定よりも多くのお似合いのアイテムに出会うことができ、終わったときは瞳が喜びでキラキラしていました。私はあなたのコーディネートの完成度を上げるために予定外の物も勧めることがあります。それを選ぶかどうかはもちろんあなた次第ですが、あなたはきっとワクワクして新しいアイテムを自分に与えようと思うことでしょう。変わっていいと許可できる楽しい醍醐味・・・ それがショッピングエスコートの魔法です。
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