今回は実用的なコーディネートのご紹介をしようと思います。
イエローアンダートーンには、スプリングとオータムがあります。肌色にはイエローアンダートーンとブルーアンダートーンという2つのグループがあり、イエローアンダートーンは肌の中に黄色みがたくさん含まれている人達のことをいいます。
イエローアンダートーンは、にごりみが苦手で清らかな軽い色が得意なスプリングと、逆に濁りや重たさが得意なオータムに分かれます。
スプリングの特徴である明清色のことを書いた記事はこちらです。
スプリングのコーディネート
上記の記事のようにスプリングは明るくて清らかな色が似合う肌色です。ただメンズの場合は、全てが清らかで明るい色で構成するのは難しく無理があります。なぜなら、そんなにカラフルな色が現実には売っていないということ、とりわけボトムスにサーモンピンクやオレンジなどの明るい色を男性の皆さんが当たり前に着るわけではないので、そもそも生産される量がごく僅かです。そうなると、オータムのカーキやダークブラウンなども使わざるを得ないのです。では、どうやってオータムと区別をするかといえば、明るく清らかな色をどこかに入れるようにして、全体が暗くなりすぎないように工夫することです。
スプリング色といえるアイテム例
概ねメンズBIGIとニコル、ミッシェルセルクランの写真を使っています。
同じ水色でも、青緑に属する色水色つまりアクアブルーと言われるグループの色です。これはニットですね。正確には少しにごりみのあるソフトトーンの色ですがにごりみの少ないトーンなら大丈夫です。全て清らかにするのは不可能ですから、後はあなたの肌色によ許容範囲が決まってきます。このあたりの判断はプロでないと難しいところですね。
この写真は白のパンツをはいていますが、スプリングとしてはNGで、真っ白ではなくアイボリーや生成り色をチョイスして下さい。もしあなたがスプリングなら真っ白は、「爽やか」ではなく冷たく白浮きした印象になってしまいます。
次はさらに清らかなライトトーンのアクアのシャツです。おそらく麻の混紡タイプでしょう。非常に爽やかでキレイな色ですね。kのような色がスプリングの本拠地だということです。
こちらも黄緑がライトトーンになった柔らかい黄緑ですね。これもスプリングらしい色です。この写真も下にグレーを履いていますが、カラーコーディネーターとしては全くのNGで、もったいなさ過ぎ!です。私なら明るいベージュが普通の組み合わせですが、出来ればサーモンピンクやオレンジ系を捜します。 え?ウソって? いや、マジですよ、だって似合いますから大丈夫なのです。
こちらも少し岳にごりみを感じるソフトトーンとライトトーンの中間くらいのバナナ色ですね。オータムでもスプリングでも使える上品な黄色です。この手の黄色は、1年中使えますので見つけたら買いましょう! 長袖・半袖、季節に合わせて持っておくと良いでしょう。
こちらもソフトトーンに相当する柔らかいいろですね。オレンジとアイボリーのミックスした杢柄のカットソー(Tシャツ)です。アイボリーが混ざることで明度が上がり、明るくなることでスプリングらしい印象になります。
こちらは、明るく少し光沢感が感じられる黄みの強いキャメル色はスプリングの必須となるベーシックカラーです。沈んでいない軽い色のキャメルというのがポイントです。真っ白のTシャツは、残念です。上のオレンジ系のTシャツの方がずっと良いのは想像しやすいと思います。
こちらもベーシック中のベーシックといえる生成り色です。ベージュもグレーっぽいのもあれば、黄色っぽいのもあり、幅が広いのがベージュや生成りの類いです。あくまで黄みの強いベージュを選んで下さい。明るいならスプリング、暗めでにごりみが強いならオータムになります。
こちらもくすみがない明るいベージュだというのが解ると思います。スプリングにはとてもいいベージュですね。夏場はこのくらいの明るい黄みのあるベージュは1本あるとあらゆるものに組み合わせが出来るので良いですね。
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