この3ヶ月間あまり、色の効能や色から解ることをいろいろお話してきましたが、ショッピングエスコートについての具体的なお話はしてきませんでした。 それは、言葉で説明がつくものではないからです。とにかく一度味わってみてもらわないと…と言うしかないとず~っと思ってきました。が、それでも少し想像がつくようにお話してみようと思います。
ビジネスにおいて見られている自分を意識するとして、自分より次元の高い人は何を見ているか?の視点について書いたのが下記の記事になります。
初めは色がわかるだけで服が買えると思っていた
私は自分が洋服屋にいたせいか、自分で服を見たら何を買いたいかはすぐ決まります。欲しいものがなければ、そのときは買いません。
昔から服を買いに出かけることは社会人になってからはありません。何故かと言えば、自分の勤め先で調達せざるを得ないので、わざわざ他に探しにいきません。仕事以外に必要な場合(冠婚葬祭など)以外は服の買い物時間は存在しないのです。そんな環境からクライアントさんが「色がわかっても買い物出来ないです。」という意味がよくわかりませんでした。 ですが、診断をやればやるほど、「何を買っていいのか解らない」という声が聞こえてくるので、じゃあ買い物同行してみます?的な気持ちでショッピングエスコートというサービスを始めました。今から10数年前のことです。初めてショッピングエスコートのサービスを申し込んで来たのは、岐阜県の40代の男性でした。
その人がショッピングした後に、周囲を驚かせて次の人を動かした逸話がこの記事です。
この方のご依頼時の状況は、こんな感じでした。
お客様「あの~、服を捜してくれるんですよね? どんな感じなんでしょう?」
私 「あの、その前にカラー診断があるんですが。。。似合う色を調べてご納得いただいてから、そのデータを元にお客様に必要なTPOに合わせて服を捜していきます。 服だけではなくて、靴・ベルト・靴下・ショールなども組み合わせますので、初回は3時間はいただきたいのですがよろしいですか?」
お客様「あ、そうなんですね? じゃあ両方お願いします。。」
私 「どんな物が必要なんですか?」
お客様「私はサラリーマンですが、週末にセミナーなどによく出かけるので、その際に似合う自分らしい服装がしたいのです。」
この方は、カラー診断より、自分で服を買えないことに悩んでいました。お会いしたら、そのときの服装は「電車男」にあるような、チノパン、チェックのシャツ、リュックという出で立ちで、私が選ぶ服を着てくれないと困るな~と思いました。
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