今まで色々な自己啓発セミナーやビジネスマインドづくりのセミナーなどを受けてきましたが、このプライベートセミナー私にとって最もインパクトのあるものになりました。
自分は何者なのか、何を成すべきなのか、というのは社会人になって以降、私の大きなテーマでした。
色んな場に行き、色んな人と出会い、自分の外側は充実してきたような気がしても、自分の内面はずっと「何かがズレている」ような気がしていました。
後藤先生にカラー診断をしていただいて、身につけるものを変えて、やっと「自分で自分がしっくり来た」感じがして、このチャンスを逃してはならないと思い、すぐにプライベートセミナーに申し込みました。
「コントロール」の罠にはまっている事がわかりました。
まず、このセミナーで、自分自身が驚いたのは、「これまでの人生で受けた傷がなかなか思い出せない」ということでした。
自分の周囲のことは客観的に見ていて、自分の家族のココが変だ、イヤだとはわかるもののそれで私がどう思ったのか、どうしたかったのかはなかなか思い出せませんでした。
しかし、先生と話すうちに、私は祖母、母と脈々と続く「コントロール」の罠にはまっている事がわかりました。
「自分の望み通り生きてほしい」という家族からの抑圧をかなり受けていて、自分の感受性を殺してしまったのかもしれません。
私が日頃感じている家族への怒り、自分への怒りは家族によるコントロールを受け、自分を「優秀でなくてはならない」「型にはまっていなければならない」と抑圧していたためだったんですね。
私に必要だったのは、優秀であること、自分を抑圧して周囲の希望に添うよう生きる事ではなく、これまでの生き方の真逆を行くことだと理解できました。
その時は、心の底から理解できたかというと、抵抗感がありましたが、時間の経過と共に、これも「しっくり」きました。
その後、しばらくすると、家族に対して怒る事が少なくなりました。
これまで、私は「優秀か、否か」「上に見られるか、下に見られるか」のジャッジメントの中で、自分と周囲を判断しながら生きていました。
これまで、旦那の「ゆるーい感じ」「縛られない感じ」「こだわりなく、風のように流れていく感じ」が理解できず、いちいち訳もなく苛立っていましたが、次第にそこを「旦那のいいところ」だと、素直に感じられるようになりました。
毎日毎日、自分、家族、周囲の人たちへの「いわれのない怒り」を感じ、それに「いかにも正義な論理的理由」を付加して自分の「怒り」を強化して生きてきた私にとっては、感情の大転換です。
そして、怒らなくなるにつれ、これまで自分に許してこなかった、論理的でない生き方、筋の通らない生き方もいいじゃないかと素直に思えるようになりました。
愛を発動できるようになったかというと、私はまだまだだと思います。
ただ、目の前のことに怒り続けるということが無くなりそれだけで、肩の荷が下りたような気がしました。
(もともと荷物なんて持ってなかったんですけどね)
これまで、私は「優秀か、否か」「上に見られるか、下に見られるか」のジャッジメントの中で、自分と周囲を判断しながら生きていました。
周囲の「無知」や「だらしのなさ」をジャッジし、糾弾することで自分の優位性を保たなければ、死んでしまうんじゃないかと思っていたんだと思います。
このセミナーを通じて「コントロール」の罠が解けたことでだんだんとジャッジのない世界で生きられるようになったと思います。
この人は凄い人、この人は大した事ない人、私はこの人には勝っていて、この人には負けている。
20年ほどかけて積み上げてきた、この「ジャッジの習慣」を手放す事ができたんじゃないかと、この感想を書いていて気がつきました。
気が付けば、生きるのが随分とラクになっていたように思います。
私は何者にもコントロールもジャッジもされず、自分で自分を育てていくんだ、と心の底から感じられるようになりました。
言葉にすると「なんだそんなことか」という感じがしますが、この感覚を腹の底から体得できたのは、私にとっては大きな財産です。
セミナーを受けて以降、色んな人に「顔が変わった」と言われました。
自分でも、写真なんかで自分の顔を見ると、前より優しくなったような気がします笑。
内面の変化が、外面にも出ているのかな、と思いました。
このような変化の機会は、本当に得難いものだと改めて感じています。
本当に、ありがとうございました。