先月まで暫くは色のコーディネートの事例をお話ししたので、今月は心のお話を少し･･･。
常々色は自分の魂の波動をまもってくれるものだとお話をしています。なんでそうなのかと言えば、自分が生まれる前に今生の生き方のある種のパターンを色というカテゴリーで決めてきたからこそ、あなたはその肌色をしているからです。

サマーの私が大嫌いだったサマーの色を受け入れられたのは、仕事を通して他人の美しさを嫌と言うほど観察したから

今まで何回も語ってきましたが、私は自分がサマーであることを受け入れたくないというところからパーソナーカラーとのつき合いが始まりました。でもサマー色を着ていると褒めらることが続き、自分の意識が本来の自分からかけ離れていることを突きつけられました。　そして気になったのは、どうして自分がそこまでかけ離れた意識をもってしまったのか･･･という自分の心の問題でした。　まあそれは、一言で言えば親への反抗心と不信感ですが、これは誰しも通過することで、それをどのくらい尾を引くか･･･ですね。一生尾を引いたままの方もいるでしょう。50代でやっと手放しに来る方も結構いますし、30代半ばという早い方もいます。これはあなたの魂がどう設定しているかにもよるので、早い遅いで善し悪しは語れません。まあ、早い方が自分は楽だよね･･･という一般論はありますが。

で、自分の歪みを色から突きつけられた私は38歳で、果敢にその解釈に挑んだわけです。だって辛かったから。ゆるい自分を認めたら生きて行けないと思っていたのですが、心はともかく色だけは似合うサマーを着て過ごしたら、兎に角褒められるので、自分のそれまでの殻を脱却するつもりで着ながら診断の仕事の経験を積んでいきました。
やるほどにひとそれぞれ似合う色を着たときの美しさに驚かされていきました。

「なんてキレイなんだろう！」

似合うという威力を人の顔で学ばせていただく経験でした。

その人を美しく見せる「似合う色」は魂の決めた生き方をこっそり教えているのだと気づく

私は、サマー野色を受け入れたものの、精神的に緩むことは受け入れられないまま生きていました。そう、矛盾が生じている状況です。でも緩めるはずがありません。目の前にはいつ切れるか解らないDVの夫がいたからです。色の声はわかった。でも緩むなど夢の又夢･･･。そうやって過ごしていたら、タイミングがやって来ました。43歳で息子当時小学校3年生）から離婚を進言されたのです。ついに息子が「離婚」という言葉を口にした。私は母親として動くしかないと決意をしました。

今から思えば、本当に自分らしく、もっと緩んで生きるために、心穏やかになれない環境から決別しろというサインなのですが、その後はシングルマザーという別の苦しみが到来するので、緩むどころか尚必死になるという極限に追い込まれ、自殺未遂にまで至った後にサマーの緩みへと向かう長く辛い旅は15年ほど続きました。　結局、私は本来のサマーに戻るために、そうは行きにくい設定をあれこれ仕込んで苦行の結果、サマーの本来の目的＝人のために役に立ちたい　という状況に向かっていたということです。

色が生き方全般の有り様を示す（目的地）なら、仕込んだ性格は運転の癖（パターン）を表わす

車で例えるなら、どんな車種に乗るかを決めているのが、そもそもの魂が決め次元の修行で、乗り心地の良いハイブリッドな車種か、軽自動車かで到達できる目的地の走行距離も変わりそうですよね。でも魂は結構策略家で、途中で乗り換えるという脚本も用意してたりします。で、どこの目的に向かうかは魂の最終目的、つまり、これだけのことは経験したいという欲望を魂のハードディスクにインプットしているわけです。車種を途中で乗り換えることがアルとするなら、それは、次元を上げるという作業を何かの経験でするということです。

ドライバーのあなたは自分の車に乗り込んで運転するわけですが、そこにあなたなりの癖が出ますよね。スピードが怖いのか、それとも運転を楽しみたいのか･･･など。早めにブレーキを踏む人、わりにキュッと踏む人などなど。これが性格分析の偏りというもので、魂の目的はさておき、日頃の心の動かし方の癖を登載したものです。
だから、サマーの私も穏やかな生き方、ゆるいオーラを特性に「人の役に立ちたい」というテーマで生きるとしても、私自身の性格はむしろキュッとしていて、行動はやはくて、意見はハッキリ言うという仕様にになっています。なので、いわゆる緩い人ではなく、むしろ「凄いパワーですね」と言われますが、同時に「どこか優美だよね」とも言われたりもします。この矛盾が「私」です。

色の指し示す魂の声は、経験したい最終的な仕様で、性格はむしろそれをわざとやりにくくして経験を複雑に豊かにしている

私が色の診断を性格分析とお悩み相談を統括したベースセッションという形にしたのは、この複雑な絡みを解き明かさないと色が教えてくれる魂のメッセージを素直に受け取れない性格の場合も、私のようにいるからです。

色が優美だからと言って、生き方全般が優美ではないといのが私です。キッチリ動き、スピード感も大事ですし、白黒ハッキリしたい所はするし、しなくても良いと言うところはファジーにしておいてもOK。
それはパワーのある車に乗って結構遠くまで走り、自分を試したい私が、安心できる車に信頼を寄せて愛を伝えつつ、自由に動き回りたいけど、自分の心地よい波動の行き先をかなり選別して向かって行く。そしてその行程に無駄があるのはキライで、同伴者もかなり選ぶし、一人でいるのも結構好きという感じです。私は、明らかに結構車種を乗り換えたタイプです。魂を軽んじていたのですが、途中から1000ccを3000ccに変えた、つまり勘違いに気づいたということです。

あなたも自分を勘違いしたままではないですか？　車種もさることながら、運転の癖も受け入れないと、長所を短所と思い込む魂では、窮屈で悲鳴を上げちゃいます。でも、わざとわかりにくく混乱するように予め仕込んでいる魂の貪欲さもあるので、そこも含みおいて魂の扉を開けていってくださいね。

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