こんな話がありました。
オータムのお客様が黒のタイツと靴を履いて3回目のショッピングエスコートにいらしたのです。初回ならまだ、似合う色も揃っていないですし、何をどう合わせていいのか解らないので仕方無いのですが、3回目以上で似合わない色を私の前で着るのは不思議な現象です。だって、必ず私に指摘されてしまいますから。
黒以外の色を着ていた自分を仕事仲間が揶揄した？
この方は、似合う色のオータム色の服を着ていたら、「そんな色を着て･･･」と知り合いに揶揄されたことがあったそうです。世の中には、黒が最高だと思っている人達がいるのは確かです。何を隠そう、私も20年前まではそうでした。黒さえあれば何も要らないほどの勢いだった私が、似合わないという事実と向き合ったのは、他人の目が私を褒めたからですが、この方は逆を体験してしまったのです。
それで、似合う色を着るテンションが減ってしまった事実があったことでしょう。
それでもこの方は再度私に買い物を頼んできました。そこには、「自分を生きる」という意味を服を通して何かしら感じていたからではないでしょうか？ 自分らしい色で自分を語りたいという想いが、どこかに息づいていたからこそ、そんな体験があっても私に声を掛けてきたのだと思います。
似合う色を全身でまとめろと口うるさいのは、あなたが自分らしく生きるため、タダそれだけ！
私は彼女にこう言いました。
「なるほど、そんなことを言われたのですね。黒が一番だと思っている人達は必ずいます。それをとやかく言ってもしかたありません。要するに、あなたが何を大事にしたいか、そしてどういう人達と付き合っていたいかを選んでいくかということです。私が全身をちゃんと自分お色で仕上げろとうるさく言うのは、適合した電磁波で整えきることで人生をあなたらしい方向へ確実に誘うことを大切にしているからです。もし、あなたが黒のタイツや靴を履きたいなら、私とこれ以上、買い物する必要はないかもしれません。」
お客様にとって決して耳障りの良い言葉ではありません。
ですが、私はそのくらい真摯にお客様の人生が良くなることを望んでいるので、そこに焦点を合わせてお話をしています。自分と真剣に向き合う人を応援したいと思っています。
仕事はお金が稼げるならそれでいい？ なら、服の色を気にする必要はなく、制服のように能面で働けばいい
自分が起業するとしたらお金儲けが一番の目的ですか？ 私はお客様の人生を魂の喜びに沿った方向に導けるように、色を分析し性格を読み取り、それを服へと現象化させていく作業を喜びとしているので、お金だけでは満足はできないタイプです。
仕事やお金への価値の置き方は人それぞれですから、あなたが決めて行けば良いのです。お金だけを目的にするなら、あなたらしさはむしろ邪魔かもしれず、自分を消す無彩色が便利かもしれません。ただ、着れば着るほどに自分のエネルギーを打ち消す日々が重なるので、魂の望んだ生き方からは遠ざかっていくことになります。
誰と付き合いた？誰と仕事がしたい？ 自分らしく生きることを求めたい？
何を着るか？ それはどう生きたいか？に繋がる話です。着た服はあなたと一体化となって、あなたの雰囲気を造りあげていきます。
それはオーラのようなものにまで影響を及ぼし、あなた自身の纏う空気感になって周囲へとノンバーバルな物語を語り始めるからです。自分らしい生き方とは何なのかを知りたいなら、考えるより似合う色を着ることで必ず本当の自分に気づいていけるのです。
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