メンタルトレーニングという言葉を聞くとどんなイメージでしょう？ 心を鍛えなければいけない特別な人が取り組むもの、例えばアスリートとかの姿が浮かぶかもしれませんね。 でも、実は私達は生きていく中で自分のレベルでのメンタルトレーニングに日々直面しているともいえます。
私達は人間関係の中で自分をどう捉えるかという自分取扱説明書を捜している
私達が日々頭を悩める人間関係の問題がなぜ起こるかと言えば、自分の好みや判断、価値観と他人のそれが違うことでその溝を埋める努力を少なからずしなければならないからです。自分と意見が違うとき何らかのストレスが起こりますから、それをどう処理するかで日々労力は費やされます。この労力をできるだけ少なくするには、自己肯定感や自己承認が自分にあるメンタル状態を保っていることが望ましいです。
では、どうやってメンタル状態を保つのか？ その材料を「似合う色」からもらい、自己承認を強化すればいいのです。
似合う色が教えてくれる自分の個性を「自分取扱説明書」として、アイデンティティを取り戻す
私もそうでしたが、自分の恐れからくる「あるべき自分像」を勝手に造りあげ、そこに自分を当てはめないと破滅だくらいに思っていました。強烈な気分屋の親に振り回されないで自分を守るためには強くなければいけないと自分に課しました。あなたはどんなことを自分に課していますか？ それって本来のあなたらしさからかなり離れていませんか？ 似合う色は衝撃的にも「緩い」私を示しました。確かに気遣いは細やかで、ハラハラしやすく、空気が悪いのはまずいと思う健気な部分が強く、親を怒らせないように完璧に役目を果たすことに神経を尖らせていたのを良く憶えています。
必死に自分を強者へと祭り上げていたいたのに、色は「自分にもっと優しくなりなさい」という取扱説明書を私に渡してきたのです。強者から弱者へ…、それだと生きられないような感覚が起きる思いませんか？ でも、弱者と見えたのも私の「強者願望」の色メガネから見たものであり、取扱説明書は「繊細でデリケートな自分を受け入れなさい」といっていただけです。
似合う色と同じ状態に自分を戻す、それこそが正しいメンタルトレーニング
私は紫とそれを緩くてハッキリしない色まで濁らせた色が尤も似合うタイプです。つまり、私は分かりにくく狭い領域で特徴があり、緩くてぼんやりしているという本来の自分を私が許して受け入れていくというメンタルトレーニングになっていったのです。
今から振りかえると、「頑張ることに疲れた自分を許す」「強く生きなければ生きる資格がないという思い込みを捨てる」「人生は頑張れないときもあるのを認める」ために鬱という荒療治が施されました。正直このメントレは辛かったです。だから、メンタル不調に陥るまえに自分を取説に戻すことをあなたにはお勧めします。
どんな状態を「成功」「失敗」とするかもあなたにしか決められない、その基準を色から受け取る
あなたの幸せや成功のイメージはどんなものでしょう？ 一番の秘訣は成功するまでやり続けることと、多くの成功者が語っていますが、自分が「ああ、失敗した」と思えばそれは失敗だし、将来に向けて良い経験になったと捉えれば、「これで成功に一歩近づいた」と考えることもできます。でもそもそも自分のアイデンティティとかけ離れた目標を掲げて上手くいかないと嘆く目標はどうなのでしょうか？ 逆に「あなたは成功しましたね」と褒め称えられても本人の目標がもっと高いところにあれば、それはあくまでも通過点に過ぎないでしょう。
自分自身が成功しているのか失敗しているのかはあくまでも個人の価値観に委ねられます。だからこそ、自分の取説でアイデンティティの基準をつかみ、トンチンカンな方向に願望や自己卑下を拡大せず、適性を客観的に知ることは、心の無駄遣いをかなり削減できることになります。
自分にとっての心地良さを知り、そこに戻すことが「自分の好きなことができる状態」
少なくとも成功しているという一つの状態は「自分の好きなことができる状態」であり「やりたいことができない状態」はあまり良い状態とは言えません。いま、まだその状態にないのなら、まずは自分のアイデンティティが基準になった取説をよく読み、本来の自分らしさを明らかにして、そこに戻す建設的なメンタルトレーニングとして似合う色の基準（客観視）から来る服で身をまとうという変化を受け入れてみて下さい。
もしも世の中うまくいかないことばかりと感じている人は、まずそう思ってしまう自分の価値観が、本来の自分からズレている場合がほとんどです。リセットしていきましょう！
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