私はいつ働いていつ休んでいるかわからないような人生を20年近く送っています。そう、自由と言えば自由、孤独と言えば孤独、めっちゃ自己管理しないとどうにもならない自営業者です。そんな私は日常の合間にトレーニングと気分転換を兼ねてウォーキングをしていますが、出かけたある展望台でサラリーマンを引退した60代男性に出会いました。
毎日会社に行っていたから、近所にこんなところがあるとも知らなかった
その男性は初めてその場所に来たそうで、手に双眼鏡を持ち、展望の良さを楽しんでいました。川崎市の西の外れの丘陵地から、レインボーブリッジやゲートブリッジが見えることを私もつい最近発見したのです。そんな話から人生談義になりましたが、同世代としてどのくらい運動しているか?という話になり、私は関節類に支障が多いために意識的に鍛えていると話すと「私も思いっきり鍛えてみたいと思わなくもない」とおっしゃっていました。
どうみてもきちんとした、それなりの役職で経験も豊かで自負心ももってお仕事をされていた雰囲気は見れば分かるのですが、そんな雰囲気の方でも退職後のセルフイメージがないままなのかと少し意外な感じでした。
いきなり会社に行かなくなる毎日に自分を持て余す
「ゆっくりしたい気持ちと、通勤しなくていいゆとりに逆に戸惑うところもあるし。何をしていいかまだ考えがまとまらないから、どこか落ち着かないですね。」
そういうこの紳士は穏やかなサマーさんにお見受けしました。真面目に責任感を持ってお仕事に励まれていたからこそ、脇見をあまりしないでまっすぐ仕事と向き合ってきたのでしょう。自分がゆったりしていいところにいるのは解っているのに、それを楽しめない。サラリーマンのうちに自分と向き合う時間を持つ習慣があればいいのですが、辞めるまではお預けになっていると、自由は空虚なものになってしまいます。
自分を生きる、自分を演出するには大人としてのアイデンティティを自分に呼び戻す
組織で働いていれば当然人間関係を重視し、自分を抑えることにも長けてくると思います。ましてやこの男性はサマーだなと感じるくらいの柔らかい物腰と誠実さがにじみ出ていたので、自分を抑えてチームワークを心がけてきたとして、ふと一人になると自分が何をしたいのか、欲望を思い出すのに時間がかかっているのでしょう。
それが悪いわけではないですが、自分がこうしたいという想いを感じられないと場合によってはメンタル不調を呼び寄せます。「自分は◯◯な人間だ!」という自画像を取り戻すことは結構大事なことなのです。
「魂は死ぬ瞬間まで成長できる」という言葉にハッとする
「老後という言葉はもう死語ですよね、人生90年だと計算して30年以上の時間をどう生きたいかを考えて健康管理も生き方・働き方を考えないと、生きている意味がなくなっちゃいますよね。」と私が話をすると、少し驚いたような空気を出されていました。私が故障を抱えているからこそ今から意識して健康と労働にコミットしているという話は、定年を迎えた彼には身近な感覚ではなかったのでしょう。「余生」というイメージだったかもしれません。でも、老人は今や75歳以降です。「身体が衰えても心は死ぬ瞬間まで成長できるから」といった私の言葉に「おっ!その言葉いいですね!」と反応なさっていました。私には常識なのですが、彼には新鮮だったのですね。サラリーマン生活には魂の成長にフォーカスするゆとりはなかったのでしょうか? 昭和生まれの不器用さなのでしょうね。
今の若者は昭和の化石ではない、自分を生きることに早く着手しよう!
今の20代~30代の方は、昭和半ばの人と違い皆が同じ方向を向いているわけではないでしょう。自分を生きることを早い段階で意識できている人も多くなったと感じます。おそらく2極分化でしょう。組織にいても使われるだけではなく、使う意識で働く人も増えたと思います。大人としてのアイデンティティをいつ確立するか・・・長生きになるほどに
自分を好きでいる能力は問われますね。
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