先日屋久島の山を一人で歩いていたら、また「一人で大丈夫なんですか?」という声を掛けられました。掛けてきたのは中年ご夫婦(たぶん)の女性の方です。先日樹海を歩いていたときも同じような現象がありましたが、その時の話がこれです。
なぜ女性一人が大変なのか?
女性はか弱い…、筋力において男性より劣るのは確かです。だから男性に頼ってはいけないなんて私もおもってはいません。頼れる人には男性でも女性でも頼ります。一人が絶対いいと思っているわけでもありませんし、お酒を一人で飲みにい行くのはつまらないと感じるので、これは対話を求めて人と行きます。が、旅行や登山は危険が無い限り、一人だと自分のペースで行きたいところにバンバンいけるので、それも楽しく、食事が一人でも今日の行動復習や明日の行程計画などを考えていると妄想力が働いてワクワクしてきます。
一人でいると、迷うときも自分で決めるしかないので直感力が鍛えられます。常に「自分はどうしたいか?」ということを瞬時で決定しなければいけないので、逆に不安ならドンドン人に聴いていくようにもなります。今回もホテルの人を使い倒した感があるほど、あれこれ伺い助けてもらいましたので、とても感謝しています。
あなたができないという思い込みが「寂しい、危ない」をつくりだしているだけ
ようは自分との対話がしっかり出来ていて、自分を知っている度合いが大きいなら誰かと一緒でなくても不安はありません。旅先ではたくさんのカップルやご夫婦を見ますが、仲良く連れ添える姿は最高だと思いますので、観光地では遭遇したカップルの写真をよく撮ってあげたりします。嬉しそうな笑顔を見ると私も幸せです。でも一人の自分がかわいそうなどと思ったりしません。すれ違った山道の奥様は一人で行動する範囲が小さいのでしょうね。
「危ない」より確認、「寂しい」よりワクワク
これは、自分がどくらいの判断力と行動力があるのかという自己認識がしっかりしていれば、過剰に無理することもないですし、例えば山道の高低差や距離なども自分で事前に把握しておけば問題がないことです。
私に声を掛けてきた奥様は「女性が一人で山を歩くなんて危険」という思い込みがあり、それを普通にやっている私が不思議な者に見えたのでしょうが、それは彼女の限界と認識であり、私は近年一人旅を繰り返し登山を少しずつしてきたので、無理をしない行動範囲をわきまえて動いています。一人で動けるので、それはそれで快適です。危険と捉えるか、冒険と捉えるかの感覚の違いはあるのでしょうね。
あなたにも変わるためのきっかけが、実は届いていたりしませんか?
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