Taeko Goto Blog

保存版:カラーコンサルティングのツボ、それは似合う心のツボ

トルソーのディスプレイは要注意

皆さんに注意事項としてよくお話するのが、トルソーが着ているディスプレイは、人間の肌色が存在しないので、アンダートーンが混ざっている商品を着ても変に見えないのですが、あなたが着た途端、あなたの肌色との調和があるのか、ないのか?という状況に変わるので、ディスプレイでは気にならなかった色が、キレイに見えないという状況が当然起こります。なので、ディスプレイが素敵でも、あなたが着て素敵になる保証は全くないと憶えておかないといけないのです。

 

ソフトか? ハードか?

イエローアンダートーンのソフトはスプリング、ハードはオータムです。この写真では左がオータム、右がスプリングです。
スプリング → 純色に白を混ぜて明るく軽くした色のグループです
オータム  → 純色にグレーや黒を混ぜて重く濃く、深い色合いに変化したグループです
この方は左の深い色のほうが顔の肌色が健康そうで、右のスプリングのほうが明るいが唇がより病弱な色合いになっています。

 

左の深緑のほうが顔色にムラがなくマットにつるっと見えますが、右は影と日向の差が感じるでこぼこ感がありますね。私はこの状態を「色むらがある」とよく言います。陰影感があることででこぼこした印象になっているのが右側ということです。明るい方が、幼稚園のスモックを着ているような高級感が出ないわざとらしさになってしまいます。

 

左のライムグリーンがオータム、右の黄緑のスプリングで、黄緑はさらに幼稚園のスモックのような浮いた印象ですね。高級感がないものそうですし、蛍光色を着ているかのような無理矢理感ですね。スプリングの方の場合は全く逆転して、黄緑は爽やかでとてもキレイに感じ、ライムグリーンはくすんで残念な老けて疲れた印象になるのです。

自分の嗜好を一旦脇に置く

このように、似合うものはあなたの好みとは関係なく、あなたが持って生まれてきた肌色で自ずと決まっていきます。私も知るまでは黒が大好きで、他の色に目を向けることはありませんでしたが、それを脱いだことで視野が広がったのです。好きでもなかった色が自分を美しく見せてくれるので、その色もすきになり、好きな色が広がりました。もちろんそれまで好きだった色も嫌いにはならないので、好きの範囲が広がったのです。
こう考えると、人間関係も自分を知ることでそれまでの思い込みから卒業でき、受け入れる範囲が広がることになります。つまり、色を使って自分の思い込みを捨て、着眼点を変えることで精神的キャパシティが広がるのです。

個人的な色の優劣もしっかり調べて、更にその中の個性を見出す

この方は、オータムの結果が出て、しかもその中でも重く、濃い色のほうが似合い、オータムの中でも軽い色が苦手だという特徴がはっきり出ました。その一人一人の順番がその方の心模様に関係していきます。
「軽いものに興味がないですね?」と私が尋ねると 「その通りです。全く興味がありません。」と言い切るほどい潔い方でした。あまりに自分の心境とリンクしていたので驚かれたようですが、こんな感想を下さいました。

「何だったんだろーか(笑) すごい分岐点の日になったと感じています。
後藤さんに会うまでにもすでに、もうこれしかないなーと
思っていた紺色も違和感出てたこともあって、
まさしくさまよっていたので、いろいろとピースが埋まりつつあるなーと。

  自分の変化がこんなに楽しみなことは今までありませんでした。
  味わいながら進んで行きたいと思います。」

色を一旦限ることで、逆に受け入れる範囲が永遠に広がっていく心を手に入れる

好きな色と決別しなければいけないと思う人もいるでしょう。でも、それを軽視しろと言っているのではなく、むしろ気づいていない自分の個性を受け入れようと提案しているにすぎません。色はあなたの思い込みを鮮やかに吹き飛ばします。私もそうでした。自分を受け入れたことで、自分以外の沢山の個性を愛でる余裕が生まれます。まずは自分を認め、愛して行くところから再出発しましょう。

 

 

 

 

 

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