オータム色だといえるアイテム例
オータムの特徴として、暗清色と濁色という2つの特徴があります。暗清色の特徴はこちらの記事に書きました。
ここからオータムのアイテム例をコメントしていきますね。
いわゆるカーキという色のTシャツです。黄が濁って濃くなった色です。オータムにとっては、王道の基本色ですね。この一見地味で渋い色がむしろシックで華やかにすらなるのがオータムの凄いところです。「渋さこそ輝き」といった表現が似合うオータムの入り口とも言える色です。
こちらも王道のカラシ色です。このモデルさんもイエローなのでよく似合っていますね。中のグレーがもったいないですね。インナーがモスグリーンやオリーブグリーンだったらキレイですね。カラシも明かるい色から鈍いカラシまで範囲は広いですが、明るいカラシはスプリングの方にもOKです。
こちらもオータム王道のティールブルー(深い青緑)です。この写真は下が黒でもったいないですね。赤茶やゴールデンブラウンなどなら反対色相でとても華やかな組み合わせになります。
焦げ茶ベースのプリント柄です。ブラウン系のグラデーション配色になっているので、コーディネートしやすい柄物ですね。メンズはどうしても無地物が多くなりがちですが、柄物はもっと多くの方に楽しんでいただきたいです。やはり雰囲気がぐっと華やかになりファッション性がアップします。だた、何色も混ざり合うことになるので、自分に合うカラーの構成が全体の7割以上の面積比で在ることがポイントですので、注意して下さい。アンダートーンが違う色が3割以上混ざっていると、あなたが着たときにキレイに見えませんから、その割合を気にして下さいね。
こちらはいわゆる深緑です。青緑に黒だけ足したような大人な色ですね。緑系は大人の魅力を引き出す色で、加えて知性的に見せる効果もあります。理知的に見せたいときは是非青緑の落ち着いた色を使って下さい。イエローの方の青はすなわち青緑になるので、青寄りの青緑が緑寄りの青緑かという範囲になるのですが、どちらも知性的ですから、大人の男性には積極的に使ってほしいものです。
こちらは、王道中の王道、焦げ茶です。黄みがしっかり感じられる「いい茶色」です。ブルーアンダートーンの茶色は小豆のような赤紫がかった茶色なので、しっかり区別して下さいね。Tシャツは白・黒やロゴTなどがTシャツの王道に思っている方がいますが、大人のお洒落では、むしろ「カットソー」という言葉で表現されるお洒落度を追求するTシャツを選ぶ視点を大切にして下さい。何故って、オータムは大人っぽい物の方が似合うんですよ。心根がマニアですから、子どもっぽくないんですね、元々の雰囲気が。
こちらはいわゆる迷彩ですね。迷彩の色の構成も、この写真は黒が入っていますが、全てイエローアンダートーンで構成された物が当然完成度が高いので、例えば、キャメル+モスグリーン+焦げ茶 といった構成が良いですね。
こちらも王道カーキ系のパンツです。ちょうど履いているスニーカーもカラシのようなブラウンでちょうど良いですね。イエローアンダートーンの方は、ブルーやブラックデニムは使わない方が色の構成としては完成度が上がります。デニムも最近はベージュやカーキなども結構見つかりやすくなりましたので、是非そちらを選んでいただきたいです。トータルで完成度を上げるという見方で色をチョイスして欲しいですね。
キャメルのカジュアルジャケットです。クッキリしたキレイなキャメルなので、スプリングでもオータムでも着れる色です。ちょうどパンツもモスグリーンを履いていますね。インナーがバナナの黄色ならスプリングのコーディネート、カラシとの組み合わせならオータムのコーディネートになると言えますね。中のボーダーは地の色が真っ白で残念ですね。バナナ色地に焦げ茶とモスグリーンのボーダーなら最高ですが。
グレイッシュなモスグリーンのパンツです。グレーみがかなり入っているので柔らかい印象で低彩度(ぼやっとした色)になっていますね。インパクトは薄れるものの、上品で他の色とぶつかりにくいため濃い色とコーディネートしやすくなるメリットがあります。パンツもクッキリした彩度の高い色と、柔らかい彩度の低い色と持っていると組み合わせの幅が広がります。
次のペ-ジではイエローアンダートーンのスーツのコーディネートについて説明します。
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